事業再構築補助金(https://www.meti.go.jp/covid-19/jigyo_saikoutiku/index.html)が、話題になっています。
皆さまの中にも、準備を進めていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
住宅業界で、昨年から新たな事業を始めた企業さまからも、この事業再構築補助金について、ご質問をいただきました。ちょうどモデルハウスの建設を考えているタイミングでしたので、オンライン化も含めて、どういうシナリオにするかというものでした。
しかし、業績を急成長させている同社にとって、少し前までの課題は、継続的な人材需要と資金需要への対応でした。
◆採用課題には答えられても・・・
同社にとっての最大の悩みは、現場監督の不足でした。人材紹介会社や、媒体会社に相談しても、人材そのものへのアプローチはあるものの、戦略的な採用計画、組織計画には至りません。
幸い、営業マンの確保がいくらか出来ている状況でしたので、採用への注力バランスを、思いっきり専門職採用に振り切ることにしました。専門職ということもあり、通常の採用ルートにはのってきませんし、専門職人材のキャリア採用も母数が少ないという状況です。採用におけるブランディングから変え、育成計画も見直しました。
結果的に、当面の不足を補う話から、中期的な資格取得とキャリアチェンジの体制まで、構築できたのです。
人の課題に対しても、最も重要なのは、育成計画と、組織デザインのバランス、そして人的資源の適正配分です。
◆資金需要は、借り入れバランスから
当然の話ですが、工期の遅れは、資金の停滞です。先の現場監督の課題は、財務バランスをも悪化させていました。一方で、人的課題が改善されるようになると、受注棟数も増え、さらなる資金需要に悩まされるようになりました。
顧問の会計士に話をしても、現状の財務状況への相談には乗ってくれますが、融資については良い回答が得られません。
ここでうまくいったのは、幸運にも優秀な財務担当者(現CFO)が獲得できたことでした。
目先の融資付の見直しから、長短枠の変更、銀行交渉に使う資料まで作成でき、社長の交渉が格段に進化したのです。
すべての会社に、こんなラッキーはないかもしれません。
ただ、ここでもまた、意識してうまくいったのは、融資枠のバランス配分でした。
何を見直したらいいのか、どういう借り入れが良いのか、やみくもに交渉するよりも、金融機関の状況もにらみながら、戦略的に組み立てることが重要です。
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伸びてる!伸ばせる!まだ伸びる!資源配分の重要性
2021年03月19日