コロナ禍の緊急対応的に「テレワーク」「リモート」「オンライン」と、非接触型の業務スタイルを導入した会社が多いかと思います。しかし、そこから進化して、「完全オンライン」のビジネスモデルと生まれ、業績を躍進しています。これの2つの事例をご紹介させていただきます。
【完全オンライン賃貸】
賃貸仲介というのは、反響対応、来店対応、物件案内、申込対応、契約対応、引渡対応と、業務が多岐にわたります。どちらかと言うと、余り生産性が高くない労働集約型のビジネスと言えます。
ある地方の賃貸会社が、20代社員3人で、「完全オンライン賃貸」が立ち上げたら、繁忙期でリアル店舗の2倍の生産性、2倍の売上を上がることが出来ました。
従来の反響対応から、引渡対応を全てオンラインで行い、リアル対応であれば1人当たり60件/月が限界だったのが、100件/月も対応が出来るようになりました。オンラインだからと言って契約率が落ちるのでなく、リアルの場合で50%のところ、60%と上がっています。それらのことから、「完全オンライン賃貸」は、従来のリアル店舗の2倍の生産性、売上を実現することが出来ました。
この大きなポイントは、リアル営業と、オンライン営業の両立ではなく、「完全オンライン」に振り切ったということです。それより、営業のシナリオをイノベーションすることが出来て、驚きの高生産性のビジネモデルが生まれたのです。
【完全オンライン建材販売】
従来の建材メーカーの営業といのは、飛び込み、ルート営業であります。労働力と、経験が業績を左右するビジネスです。建材メーカーも、従来のビジネスモデルを脱して、WEBマーケティングで新規開拓して、オンラインで営業して業績を上げています。これにより生産性が2倍上がり、営業利益3倍以上になっています。小さなウッドデッキメーカーは、完全オンライン営業を成立させて、コロナ禍でも業績を2ケタ成長をさせ、営業利益率20%以上も実現しています。
他にも、「完全オンライン」で、オンラインジム、オンライン学習、オンライン診療と、新たビジネスモデルが生まれ、驚きの成長と、高生産性、高収益性を実現しています。オンラインを便利なツールで終わらせるのでなく、「完全オンライン」のシナリオを構築すれば、新たなビジネスモデルを生むことが出来ます。そうすれば、コロナ禍において、業績V回復、再成長の突破口になると考えています。
コロナ禍で生まれた「完全オンライン」モデル
2021年03月18日