3月1日付でヤフーを傘下に持つZHDとLINEの経営統合が完了しました。この統合はグローバルで存在感を発揮するためであり、日本の中小企業からするとあまり関係のないニュースと思われがちですが、果たしてそうでしょうか。確かに当社のご支援先で利用しているプラットフォームとしてはGoogleが支配的であり、まだYahoo!とLINEを主力の集客導線として利用している比率は高くありません。しかし、改めて「経済圏」単位で眺めてみると、2~3年のうちに影響を及ぼしそうな分野が少なくありません。下記の記事では、今回の統合では「10の方向性」が見えたとしています。
https://newspicks.com/news/5652011/body/?ref=index
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特にLINEの強みである「メッセンジャー」領域、ヤフーの強みである「Eコマース」「キャッシュレス」領域は、お互いの苦手分野を補いながら統合を進めるメリットが大きい分野です。いずれも「スマホ」をデバイスとして最適化した分野であるため、Googleが主流にしてきたPCでの検索をベースとした広告収入についても、いよいよスマホに完全に主導権が移行するきっかけになるかもしれません。広告については、費用対効果が最適化されて初めて本格化するため、中小企業が利用する上で有利となる地域別の配信の精度が高くなると集客の観点でも影響が出るようになるでしょう。
プラットフォームを利用する側の企業としては、今後のスーパーアプリ化と統合が進む中で、自社のビジネスに関わるサービスでどのように広告を配信できるか、あるいはオーガニックで表示させられるようになるか、定点観測をしておくことをお奨めします。今後の「商圏」というものが、あくまで「経済圏」のパーツになる可能性が高まることから、プラットフォーマー対策を真剣に考えるきっかけになるのではないでしょうか。
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