DX(デジタル・トランスフォーメーション)により、日本でもビジネスモデルの変革が起こり始めています。セルフを超えて、「無人化」に近づくビジネスモデルの実走が動き始めています。先行している米国、中国だけでなく、日本でも起こっています。そのような事例の2つをご紹介させて頂きます。
~「無人コンビニDX」~
2019年に弊社が主催した「驚きのグレートカンパニー視察セミナー2019in米国西海岸」に講師として同行した時にシアトルで、amazonが手掛けるレジ無し、無人コンビニの「amazon GO」を体験して衝撃を受けました。
その店は、店舗入口で、スマホからQRコードで入店確認して、陳列から自由に商品を選び、買い物カゴを手に持つと、センサーやカメラが購入予定商品を確認します。そして、退店のときに再び、店舗入口でスマホからQRコードで退店確認すると、会計決済がスマホに表示されます。その間に誰も人的対応なく、買い物することが出来ます。その時、遠い存在のビジネスモデルと感じ、衝撃を受けたこと記憶に鮮明に残っています。
しかし、日本でも、現在、JR東日本スタートアップとサインポストの合弁会社である「TOUCH TO GO」が実走されたりして、レジ無し、無人コンビニが増えつつあります。この実走検証のフェイズが終えたら、近い将来このようなコンビニがスタンダードになっていくと考えられます。
~「省人化外食DX」~
無人化コンビニまでいかなくても、DXの動きが、外食産業でも起こっています。ソフトバンクのロボティクスサービスの配膳ロボット「Servi」が、焼肉店、ファミリーレストラン等で実走しています。そのロボットが、注文した料理をテーブルに届けたり、食べ終えた食器を下げたりしてくれます。それにより、ホールスタッフを50%以上省人化することが出来て、高効率なビジネスモデルに変革しています。将来、「amazon GO」の無人化の仕組みを取り入れたら、人員は厨房だけでホールスタッフゼロの飲食店も出来るかもしれません。
それ以外にも、小売・外食産業、サービスの現場で「無人化」「省人化」のDX革命が起こり始めており、この流れは、年々、強くなっていくことは、間違いありません。これにより、5年後、10年後には、「無人化」のビジネスモデルが主流になっていくのではないかと、私は未来へ期待しています。
無人ビジネスでDX!最先端事例2つをご紹介
2021年02月25日