地域の中で、ある程度の規模に達した会社様から順に、
「さあ、そろそろ新規事業に取り組みましょう」
というご提案をしています。すると、
「何の商売が伸びていますか?(今後伸びますか?)」
という問いをいただきます。
が、答の本質は、ここにはありません。
◆儲かる商売は、ヒトで選ぶ
もう、20年も前の話になりますが、中古カー用品のFCチェーンのお手伝いをしており、関わりのあるご支援先には、片っ端から声を掛けたことがあります。後に、本部は上場することになるのですが、明らかに成長期ビジネスであり、確実に儲かりますと、強くお勧めしたものです。
普段だったら、「本当にそんなに儲かるの?」と訝しがる経営者も、自身の創業期を思い出しながら、こぞって参加していただきました。
そんな、大当たりビジネスモデルだったのですが、加盟する条件は、たった一つです。
カー用品が好きな(単なる好きではなくマニアックな)社員が、一人以上いること。
先の問いの答えるとすれば、何をするかはとても大事ですが、誰がやるかの方が、もっと大事かもしれませんね、となります。
◆新規事業を始めやすい会社になる
船井総研のコンサルタントは、ビジネスモデルを作るのが非常に上手ですから、各業種で、「これなら儲かる」とおススメできる事業が2つや3つくらいはあります。FC本部のご支援も行っていますので、新規事業をやりたいとなれば、各社にご提案できるネタは、確実に両手に余るほどになります。
ところが、いざ指折り数えて選ぼうとしても、知識や興味、現業との親和性、そもそもビジネスの相性、そして先の誰がやるのかなど、悩みは尽きません。
全く新しいビジネスモデルに歩みを進める中で、責任感のある優秀な経験者を採用できれば安心ですし、場合によっては、M&Aなどで本業としている会社を抱える方が早いでしょう。
こんな話を、「社長、まず新規事業に参入しやすい体制にしましょう」と言い換えるようにしています。
つまり、現業の延長にない、優秀社員を採用できる会社、他社と提携したり巻き込んだりできる会社に変えることです。
わかりやすいのが、持ち株会社(=ホールディング)にすることです。
ある程度の規模になったから、とか、相続対策でとか、ホールディングの話を聞くのは、1度や2度ではないかもしれません。
また、ホールディングにして、いろいろ面倒なことが増えたなど、失敗談を聞かれた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、こと新規事業という切り口でいえば、私の知る限り、ホールディング体制にして、後悔している会社はありません。
本業の香りをうまく消して、企業体として事業会社を束ねていくというイメージをつけやすくなるからです。
「そんなにもうかる商売ありますか?」
「はい、あります。ただし、新規事業が成功しやすい会社に変えることも、同時に進めましょう!」
新規事業を始めるなら、成功しやすい形でスタートしたいものです。
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そんなに儲かる商売ありますか?新規事業の選び方・まとめ方
2021年02月26日