業務管理や営業のDXを進める企業が増えています。 しかし、そうした企業にお話を伺うと、
「経理、労務業務はまだ紙資料が多くアナログなやり方になっている」 「会計、給与、請求等、業務ごとに導入してきたソフトがあり、うまく連携できていない」 「Excelを使っている工程が多く、担当者以外やり方がわからない」
等と、経理・労務のDXにはまだ手をつけられていない、という企業も少なくありません。
何故、業務管理や営業のDXが進み、経理・労務のDXが後回しになるか、というと、 ①売上に直結しないから ②専門性が高く、経営者・経営幹部が業務を把握してきれていないから の2点があります。
しかし、経理・労務のDXを進められていないまま事業だけ拡大してしまうと
会社の組織規模は大きくなっているが、経営管理(目標・予算の管理)レベルが上がらない‥ 事業成長に伴い経理・労務業務が増加。経理担当者の負担が増加‥(最悪の場合退職‥) P/L・B/S・棚卸資産の回転率・キャッシュフローなどの正確な数値がわからず、数か月先の経営状況を把握できない‥ それにより在庫適切な成長投資をできず、成長機会を損失してしまう‥
という状況に陥る可能性があります。 つまり、「①売上に直結しないから」と放っておくと、売上成長の阻害要因になってしまう可能性があるのです。 経理・労務のDXを進めるためには、「①売上に直結しないから」の意識を改め、「②専門性が高く、経営者・経営幹部が業務を把握してきれていないから」という課題をクリアする必要があります。
そこで活用したいのが、一番身近な経理・労務の専門家である 〈税理士事務所〉、〈社労士事務所〉です。
DX推進のノウハウを持つ税理士事務所、社労士事務所にDXコンサルに入ってもらい、 ①経理・労務業務の現状ヒアリング&見える化 ②現状課題の把握(Excelが介在している工程や二重・三重入力が発生している工程等) ③理想の全体像&各業務の業務フロー設計 ④各業務の属人化をなくし効率化するためのシステム導入 を進めることがお勧めです。
本日は、実際に税理士事務所を活用して、経理DXに成功された企業をご紹介いたします。
1年で年商8億円増加されたベジクル株式会社様(食品卸売業/東京都/年商28億円)は、 2022年当時は年商20億円、IPOを見据えて成長を続ける一方で、経理体制ではこのような課題がありました。
❶税理士がクラウド会計導入のサポートができないとのことで、自社で設定をしたが上手くいかず導入を断念。経理がアナログなままだった。 ❷経理担当者が業務過多で退職してしまった。 ❸経理担当者を採用できるまでは、経理業務を経営陣が実施する必要があった。
このような状況下でも当時の顧問税理士は、経理のサポートはしてくれなかったため、思い切って税理士変更を決意されました。
経理DX支援を得意とする税理士へ変更し、共に経理DXに取り組んだことで、
一度失敗したクラウド会計を再設定&経理DXに成功! 各種支払い口座との連携や、勘定科目の設定をしてもらい、経理工数を大幅削減! クラウド会計の導入で、毎月15日に試算表を出せるようになった 過去の数字も見直してもらい、正確なBSを出せるようになった IPOに向けた経理の規定づくりができた
このように経理DXに成功され、2023年には年商28億円まで成長されました。 1年で年商+8億円と急成長を遂げられていますが、経理DX化ができていたため混乱することもなく、現在も持続的に成長されています。
是非、皆さまも持続的成長を実現するために、税理士事務所・社労士事務所を活用して経理・労務のDXに取り組んでいただければと思います。 |