近年、あらゆる職種で求人倍率が高騰し、以前にもまして「人財」に入社してもらえないどころか、応募者数まで減っていることから、「どうやって自社で活躍する方を採用したら良いですか?」という声をいただきます。
しかもこれからこの人手不足は加速していくことは明白なので、中小企業は話題のDX化、省人化をどこまで進めていけるかがポイントとなるわけです。ただ、多くの中小企業が躓くのがDX化に現場レベルも含めてなかなかついて行けない、という点で、イメージがつかないということも多いのではないでしょうか。
そこで今日はHR面からのDX化を中小企業経営者の皆様が始めやすい形でご提案をしたいと思います。
当社でももちろん実施していますが、実は人財獲得をうまく行っている中小企業ほど性格診断をうまく活用しています。簡単にお伝えすると、自社の活躍人財の性格診断を行い、どういった方が活躍しやすいのかを特定し、その性格に近しい求職者を採用するというものです。ポイントは活躍人財を客観的かつ定量的な指標ではかり、そのデータを集積していくことです。データ集積の数を重ねていくと、はっきりと自社で活躍しやすい人財像がみえてくることから、採用面での失敗を相対的に減らせるというわけです。
また、私の今後の展開のイメージとしては、弊社の各業種の研究会会員様の中で活躍人財のデータ集約とデータベース化を行い、会員内で情報共有をしていくことです。それができれば、業種に特化した形で多くの活躍人財のデータベースができあがるので、一般的な活躍層の特定ができます。その上で自社に合う方かどうかを自社データおよび面接で見極めていくとさらに確率が上がっていきます。
人手不足時代においてもHRのDX化で競合企業、中堅、大手企業に負けない企業をつくっていきましょう!