近年、新型コロナウイルスの影響もあり、ZOOMなどを利用したリモート会議、リモートワークなどが一般化しつつあります。弊社でも、セミナー開催、研究会開催をコロナ渦はすべてリモート開催としましたし、もちろん、社員の出勤も制限をした中で対応をしました。弊社のお付き合い先の多くはいわゆる労働集約型のビジネスを行っている経営者かと思うので、リモートワークでほとんどすべての業務を対応していた、ということは少なかったかもしれませんが、多少なりとも出勤制限などを行ったのではないでしょうか。多くの会社がオフィスを離れ、リモートワークを推奨していく流れがあったように思います。「今どきオフィスに出勤なんて遅れてるし、ダサいと思う」と感じている若者も増えたかもしれません。
しかし有名な話かもしれませんが、世界のトップ企業のグーグルはコロナ渦の2021年にNY本社のオフィス拡大を進めています。要するに、オフィスに集まることで生まれるインクルージョンこそが、今後の企業成長には欠かせないという経営判断を下しているといえます(エンジニアはリモートワークでも生産性は落ちないとのことですが)。弊社でも、お客様の業績アップを図る最善策は、社員の出社、支援、セミナー、研究会、すべてにおいて「リアルが有効である」だと判断し、新オフィスへの移転計画とともにリアル回帰を図っています。
これらのことから弊社を含む、日本の中小企業が学ぶべきことは、リアルでのコミュニケーションがいかに大切で、そこで生まれる新しい経験、価値、創造こそが企業の未来を創ると認識することだと思います。もちろん、すべてのリモート化を否定しているわけではなく、一部の社内ミーティングや幹部会議などでのリモート活用は有効である場合も多いため、うまくハイブリッドに切り替えていく必要がありそうです。