【成果3倍の事例も!】Webマーケティング×AI活用で生き残れ!【取り残される企業vs成功する企業】
本記事では、WebマーケティングにおけるAI活用について解説します。
DXの中でも売上に直結するのがWebマーケティングですが、ここにもAIの波が来ています。
本記事では、AI時代のWebマーケティングの変化、成果に繋がらなくなっている手法、逆に波に乗って成功している事例について解説いたします。
(出演者紹介)
住宅・リフォーム支援部ディレクター: 井手 聡
マーケティングイノベーション支援部: 松本 治
AIは中小企業も無関係ではない
(井手)
AIやDXという言葉を聞かない日がないぐらいですが、中には、新しい概念や知識に追いつけない、「うちの業界は関係ない」、「専門家に任せているから」と、取り組みをやや敬遠している中小企業の経営者の方もいるのではないでしょうか。
(松本)
非常に良く聞く声です。しかし、結論から言いますと、もう関係ないでは済まされません。
むしろAIに取り組まないと取り残される時代に入っていると考えております。
2030年までにマーケティングの80%がAI化
(松本)
2024年にGoogleの米国本社ツアーに参加した際、講演で印象的なことを話していました。Google社の未来予測では、2030年までにマーケティングの80%がAI化されるという話です。
これまでのWeb集客は、キーワード検索からホームページを見て来店するというシンプルな流れでした。
今はキーワード検索だけでなく、
・文章でAIに聞く
・SNSや動画で見る
・Googleマップで店を調べる
など、様々な媒体から情報を得る時代に変わっています。
AIがない場合、個々に手動でターゲティングをする必要があります。
今はAIがあるおかげで、情報量や見る媒体が増えた今でもきちんとマッチングさせることができるようになっているため、AIが必須になってきています。
検索に登場する「AIにおける概要」
検索でもAIがより身近に
(井手)
私も1ユーザーとしてGoogle検索を使うと、最近は上部に「AIによる概要」が出てきますね。これだけで、かなり全体像や大枠の答えが知ることができるため便利だと感じます。この例1つをとってもAIの存在感が増してきていますね。
(松本)
仰る通りです。身近にどんどんAIの流れが来ているといった感じやすくなっています。
AIの概要に載らないサイトはクリックされない
(井手)
すると、AIによる概要に、自社の名前やメニュー商品が載らないと、クリックをされない時代になってきているのでしょうか。
(松本)
その通りです。ぜひGoogleの検索やアプリにあるGeminiやChat GPTで、ご自身の業種で「おすすめの何々を教えてください」と文章で検索してみてください。
例えば、私は整骨院のコンサルティングをさせていただくことが多いため、先ほど(動画公開時)に「整骨院のおすすめコンサルティング会社教えて」と聞いてみました。
(井手)
どのような結果になったのですか?
(松本)
船井総合研究所が最上位に出てきました。つまりAIが「整骨院のおすすめコンサルティング会社」として、船井総合研究所を会社と認識しているということです。
しかし、これが「東京駅でおすすめの海鮮居酒屋を教えてください」と聞いた場合、AIの結果は全然違うものになります。
変化するリスティング広告
AIを使わない広告は通用しなくなる
(松本)
従来のWebマーケティングは、ホームページを良いものにしてリスティング広告をかける手法が重要でした。
しかし、今はただそれでは、もう通用しなくなってきていています。
リスティング広告自体は今でもすごく効果的です。
しかし、リスティング広告において、AIを使っているかどうかで成果が全く変わるということです。
(井手)
これからWebマーケティングをしていく上で、「これだと成果が出ない、まずい」という例はありますか。
(松本)
例えば、リスティング広告で、AIを使っていないことです。
AIを使った場合、AIは「この人は電話してくれた」、「予約完了までいった」というのを学習して、またマッチした人に広告を出す流れができます。
AIを使わない場合は、何の情報もなしに、複雑化している行動の中で「誰をターゲットにしたら良いか」がわからないまま広告を出すことになります。
学習して適用させている場合と、全く無目的で行く場合とだと、やはり結果が全然違います。
Web広告を打つ時も、AIだとどういうターゲットの方にどのタイミングでどんな広告文を出せばいいかをデータを取りながら学習してくれます。これもAIがないと従来通りの広告なので、コストのかかり方が全然変わります。
3倍から下手したら10倍ぐらい成果が違うケースもあります。使っているか使っていないかで、本当に取り残されてしまうと実感しています。
AIを使ったリスティング広告の成功事例
(井手)
WebマーケティングでAIを活用したらこうなったという成功事例はあるのでしょうか。
(松本)
例えば、2025年5月にオープンした整骨院の例ですが、AIを使っていなかった時のオープン販促と、AIを使ったオープン販促だと、1人あたりの集客コストが3倍も違う結果が出ました。
逆に言えば使わなければ、置いてかれるということです。
しかも、使ったクリエイティブや使った媒体は一緒で、変えたのはAIに学習させるか学習させないかだけです。
AI活用前は、ホームページが間に合わなかったため、AIに学習させないまま広告を出し、反応は「悪くはないけど微妙」と感じてました。
AI活用後は、予約システムを入れて、「予約完了」までAIに学習させてそこで最適化するという、この違いだけですね。
(井手)
予約の送信まで完了をしたお客様が、どういうルートを辿って何に反応してきたお客様かということをAIが学習し、それと似た属性の人に出すようにしたわけですね。
それが結果をガラリと変えてしまったということですか。
(松本)
その通りです。3倍も変わったため、私も驚きました。
他にも、最新の業績アップ事例を踏まえて、事業に役立つ情報を発信していく予定です。楽しみにしていてください。