
概要
これまで経理代行を行い試算表完成までに60日を要していたが、たったの6ヶ月で経理の内製化・業務の引継ぎ・試算表完成まで10日という業務改善につなげることが出来た。
企業情報
- 会社名 有限会社 三誠
- 設立 2002年
- 事業内容 葬祭業
- ご依頼内容 クラウド会計導入支援と財務管理体制構築支援
ご依頼前の状態・ご依頼のきっかけ
大きく2つの理由があります。
1点目は、試算表完成まで60日かかっており、経営判断に時間を要していたため、適切な投資判断が出来ず出店の機会があっても即座に投資の判断が出来ていなかったためです。
また、2点目はkintoneを利用して請求書の発行や案件の管理をしていたが、kintoneで上がってくる売上と試算表に載っている売上の数値が異なっていることもあり、freeeを導入することで営業管理の数値と試算表の数値を合わせること、kintoneとクラウド会計を連携させて重複作業をなくすことが出来るとわかったためです。
ご支援内容
ポイントは一気に導入を行うのではなく3つのフェーズに分けて導入を実施した点。
まず第一に「経理・会計周りの設計」を実施します。
・現行経理フローの把握と削減できそうな業務の洗い出し
・クラウド会計導入後の経理フローの設計
この際に現行の経理フローを把握したうえで工数の削減が出来る業務を整理し、手入力といった時間のかかる作業を出来るだけ削減させながら、クラウド会計導入後にはどのような経理フローにしていく必要があるのかを検討し、新たなフローの構築を実施。
第二として「債務業務のトレーニング」を実施します。
・OCR機能やAPI連携を活用した半自動経理処理の実施
・電子帳簿保存法への適応
債務のトレーニングでは、領収者や請求書をスキャンすることでデータ化し、クラウド会計上でAIが画像を解析する機能(OCR機能)を利用して、仕訳計上を半自動的に行うことが出来ます!また、口座のデータが自動でクラウド会計上に反映されるAPI連携の機能を活用することで、通帳やインターネットバンキングを確認せずに仕訳登録が可能に。
第三として「債権業務のトレーニング」を実施します。
・インボイス制度への対応
・営業管理システムとの連携で工数削減
債権のトレーニングでは、クラウド会計ソフト上で請求書の作成が出来るため、2023年10月から開始予定の「インボイス制度」へ対応可能に。
また、この営業管理のデータとクラウド会計を連携させることで、これまで手入力で行っていた売上の計上がなくなり、大きな工数削減に成功。
支援の成果
①月次決算:60日⇒10日に(売上のみだと5日)
②経理体制:経理代行⇒自計化に成功
③管理体制:部門別損益が不明瞭⇒部門別損益が明確に
④帳票管理:領収書・請求書を紙で管理⇒データ管理に
⑤法律対応:インボイス制度・電子帳簿保存法ともに未対応⇒どちらも対応済
⑥データ連携:営業管理システムと会計システムが未携帯⇒連携完了
支援の効果・支援を通じて得られた良い変化
はじめは、新たなクラウド会計での操作方法も経理会計の処理の仕方も大きく変わるのでそれに短期間で慣れるか不安がありましたが、船井総研のコンサルタントに指導してもらいながら、自分だけでなく、今後経理を担当する予定の社員にも作業を行ってもらったことでスムーズにクラウド会計の導入が出来ました。
私から経理の入力業務がなくなったことで、他の仕事に割ける時間が増え、経理ではなく財務担当としてこれまで社長が行っていた金融機関面談や財務管理を担当し、事業拡大という部分に大きく寄与することが出来ています!
また、会社全体の数値意識も高まり、各会館の責任者がPLの実績確認と計画策定を実施したり、毎月の責任者会議で実績の確認と今後の経営計画数値を作成したりと会社全体で事業拡大に向けた施策を進めています!
今後は、数値管理や金融機関とのお付き合いを会計の実績数値を基にしながらさらに深めていき、より早く、適切な事業成長をしていければと考えています!
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