
■ ネット販売の台頭で、価格競争が目前に迫っていた
当社は2002年に創業した会社で、長野県において自動車販売業を営んでおります。創業当時は、格安中古車販売のお店としてスタートしました。船井総研との出会いは、私が学生時代に創業者、船井幸雄先生の本を読んだことがきっかけです。そして、28歳の時に中途採用求人を見て面接を受けた会社でもあり、私からしたら憧れの会社でした。そんなこともあり、2006年には船井総研のセミナーに参加するようになりました。2009年からはコンサルティングにも入ってもらい、お世話になっております。
その当時は、インターネットの普及による影響が自動車販売業界にも出はじめており、お客様はネットを見て車を購入するようになってきました。このまま従来の売り方をしていれば、価格競争に巻き込まれるのは目に見えていました。2006年当時、株式会社として法人登記した際、私たちは地域社会に何を貢献するかということを考え「カーライフにおける負担の軽減」を企業理念に掲げました。
■『軽39.8万円専門店』業態へ参入し、収益の柱を増やした
掲げた理念のもと、船井総研にご提案いただいた「軽自動車中古車を39.8万円の均一価格中心に展示した専門店(通称:軽39.8万円専門店)業態」に取り組み、販売台数を大幅に伸ばすことができました。軽39.8万円専門店は、車を売るのではなく年式と走行距離を売ることが基本で、通常の考え方と全く異なっており、そのことが弊社にとっては理念と合っていました。しかしながら、販売主体の弊社はメンテナンス収益が少なく、販売の増減で経営が左右される状態でした。
そんな矢先に「カーライフにおける負担の軽減」を追求する中で誕生したのが、『定額エコノリくん』です。『定額エコノリくん』は、新車登録から5年落ちまでの高年式車で走行距離が5万km以下の低走行車を5年間リースします。金額には、車両代・諸費用・自動車税・車検代・オイル交換などのメンテナンスが含まれて月々4,980円(ボーナス時+33,000円 ※併用可)です。

軽39.8万円専門店に取り組む延長で生まれた『定額エコノリくん』は、まさにお客様の負担を軽減するものでした。その結果、単店で年間750台のリース販売を記録しました。また、メンテナンスが付帯されていることで、毎日お客様の来店が途絶えることがなく、収益面でも安定していきました。
■ 生み出したどのビジネスモデルの根底にも理念がある
『定額エコノリくん』も誕生からすでに8年以上の歳月が経ち、今はリースアップされた車が戻ってきています。その車を『軽バンク』という別店舗で再販しています。『軽バンク』には、店頭在庫が、100台以上ありますが、オークションで仕入れた車は一台もございません。そのほとんどがリースアップ車両です。50万円以下で購入できる軽自動車がほとんどですが、台あたりの利益も通常の軽自動車を販売した利益の約2倍は確保できています。
船井総研とのお付き合いが始まって12年の歳月が経ちました。この間、会社は大きく変化しました。4つある各店舗にはそれぞれビジネスモデルの核が生まれ、その全ては理念に直結しています。今後も、理念である「カーライフにおける負担の軽減」をさらに追求し、お客様にとってより便利でリーズナブルなサービスを提供していきます。
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