昇降格制度
概要
昇格に際して役職に求めたいスキルや経験を言語化し役職基準を定めることで、会社が役職者に求めていることを明示し、社員がその基準に合わせて成長できる環境を整備します。
基準をクリアした社員は審査会で合格することで昇格することができます。昇格審査会では、昇格後3年のプランを提示してもらい、会社に貢献するために何が必要で自身はどのように貢献できるのかを考え、自身でPDCAを回す土台を提供します。
昇格基準から昇格審査会の審査基準・審査会のスケジュールなど自社に合った制度構築のお手伝いをします。
評価制度構築の動向
近年の評価制度では、結果だけを評価する制度ではなく、プロセスやマインドも評価対象とする制度が注目されています。
そして、給与や賞与を自動的に算出するための制度ではとどまらず、評価制度を使って従業員の育成に繋げることが最も重要です。
企業が社員に目指してほしい姿を言語化し社員に伝えることで、業務の中でどの点を評価するのか、何をすると評価が上がり、等級・給与が上がるのかが明確になり、成長につながる評価制度の構築が増えています。
評価制度が上手くいく理由
評価制度は給与・賞与を決めるための制度であるだけでなく、育成のツールでもあります。
そのため、企業理念や事業方針からより具体的な評価項目・評価基準に落とし込むことが重要です。
落とし込むことによって企業が向かいたい方向性やどこを伸ばしてほしいのかという意向を項目を通して社員に伝えることができます。
また、昇格・降格要件を明確化することで上がるためには何をすればよいのか、何故降格されてしまうのかなどの理由が明確になることで、社員のキャリアパスを描きやすくなります。
昇降格制度構築支援の具体的な流れ
①ヒアリングを通して、役職者に求める役割と責任、求めるスキルを伺います
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②自社分析を行い、昇格の階層を整理し、役職の分類分け、昇格基準を明確にします
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③棚卸した内容をベースに、役職別に昇格基準を明文化し、昇格要件・降格要件を定めます
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④昇格・降格の運用手順を明確にし、昇格審査の設計や人事制度ガイドラインへの落とし込みなど自社でも運用できる枠組みを整えます