
お話

代表取締役 辰己 千里 氏
地域でダントツ一番になるためのビジネスモデルへ転換
創業から8年ほどの間、2tトラックをメインに事業を営んでいました。当時は、社内規則や保険も不十分で、貿易商社から下取りした車両を7台保有する小さな会社でした。倒産か否かのぎりぎりの狭間の中、ある夜に、我流で取り組んでいたホームページを通じて、ある社長にメールでアドバイスをいただく幸運に恵まれたのです。それが後にロジスティクスビジネス経営研究会で仲間となる富士運輸株式会社の松岡社長でした。この出会いをきっかけに、私は大型トラックをメインとした事業に転換、保有車両台数も新車で50台まで増やし、地域No・1企業になる決断を下しました。当時、市内最大の企業の保有車両台数は18台でしたので、50台を保有すれば、企業規模はもちろん、社員も自社を誇りに思ってもらえる企業になれると感じたのです。
急成長を支える社内社外の教育体制の整備
そこからは、留まることなく一気に車両台数を増やし続けていきました。この勢いが評判となり、地域でも噂になり始めました。そうした噂が仕事を呼び、ドライバーも集まってくるという好循環が生まれ、勢いはさらに加速しました。しかし、一方で急成長する会社のスピードに社員教育が追いつかず、事故も増加し始めたのです。そこで私は社内の教育体制を見直しました。社長が直接現場を教育する体制から、班長を通じて現場に教育を行う委員会制度・班員制度へ移行したのです。これにより、教育するべき内容が確実に現場に浸透するとともに、会社と現場の間での認識の食い違いも減りました。また、無事故を達成したドライバーのご家族にお米を送る取り組みをスタートしました。これにより、事故に対する意識付けをドライバーのご家族からも行っていただけるようになったのです。このような取り組みの結果、事故発生件数が減り「社員が安心できる企業」に近づけました。
大きな自信につながった経営研究会
そんな中、縁あって入会したのがロジスティクスビジネス経営研究会です。最初は他の企業と自社のギャップに驚き、話を聞く一方で、情報を発信することはほとんどできませんでした。けれども、もらった資料を何回も読み返し、できることから実践していきました。回を重ねるごとに、自社が成長していることを実感できるようになったのです。さらに、自社の取り組みを他の会員の方が共感し、評価してくれる。そのことが自信になり、経営に対するモチベーションにつながりました。そうした繰り返しの結果、昨年は経営研究会会員の1社に贈られる大賞を受賞することができました。このような、次のステージを用意してくれていることにはとても感謝しています。我が社の直近の目標は、2018年に車両200台、売上30億円を突破し、日本一ありがとうと呼ばれる社員が誇れる企業となることです。そうした目標を達成するべく、これからも研究会を通じてチャレンジし続けていきたいと思います。

ドライバーのご家族が喜ぶ社内イベントを多数開催!中でもご家族のトラック試乗会は大好評!

【写真左】ドライバーのご家族が喜ぶことは何かを常に考え、実践する取り組みが「社員が安心できる」「社員が愉しく働いている」企業づくりの根幹だと辰己社長は語ります。
【写真右】ドライバー採用のため採用媒体、WEBに徹底注力している http://www.bestline-c.com/
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