船井総研の中期経営計画コンサルティングは、企業の経営理念に基づいた経営方針の理解を深め、中期経営計画の作成を強力に支援いたします。単なる現状の積み上げではなく、長期的な視点でのビジョンを明確にし、3年後、5年後、さらには10年後を見据えた具体的な目標を設定します。そして、その目標達成のための具体的な年間目標や年間計画に落とし込み、実践していくステップを提示し、持続的で安定した成長と、社会に役立つ新たな価値創造の実現を目指します。
中期経営計画とは
- 中期経営計画とは、企業が中長期的な視点で事業戦略や組織目標を立案し、達成するための具体的な計画書のことです。一般的には3〜5年程度の期間を対象として策定されるケースが多いですが、近年では5年後、10年後を見据えた長期的な視点が求められています。
- 上位概念、下位計画の構成とつながりを理解することが、計画書の本質を捉える上で重要です。
上位概念として、企業としての社会の中での存在意義や長期的な目的を示す「理念/パーパス(P)」「ミッション(M)」「ビジョン(V)」「バリュー(フィロソフィー)(V)」が位置づけられ、これらが一貫したストーリーとして重要です。これらの経営理念やビジョンを軸に、内外の環境を踏まえ、「数年後までにどうなっていないといけないのか?」という視点で中期経営計画を策定します。具体的には、2022年から2025年、そして2030年、2035年といった時間軸で、各期間の中期経営計画が展開されるイメージです。
この中期経営計画達成のためには、各年・各事業部・各機能で実行する事項を具体的に設定する必要があります。これが下位計画にあたり、「単年計画」「各機能別計画」「各事業部計画」「アクションプラン」などが含まれます。これら全ての計画が一貫性を持ち、上位概念から下位計画へと整合性を持って「落とし込み」がなされることが、成功への鍵となります。

中期経営計画策定支援はこのような方におすすめです
- 以下のようなご相談を多く頂戴しております。船井総研では様々なご要望に対し柔軟に対応させていただいております。
- 過去の積み上げだけでなく、将来予測も踏まえた中期経営計画を策定したいと意識している経営者様
- 市場調査や競合調査などのエビデンスを伴った信頼性の高い中期経営計画を策定したい経営者様
- 計画の質を高く保つために、外部の専門家の知見を活用したい経営者様
- 完成までに時間がなく、スピード感を持って計画を策定したい経営者様
- 社内の人材リソースが不足しているため、リソースを提供してほしいと考える経営者様
- 中期経営計画を策定できるメンバーが社内にいないため、教育を通しながら策定を進めたい経営者様
- 正直、何から手をつけていいか分からないため、イチから方法を教えてほしいと思っている経営者様
中期経営計画策定支援のご支援概要
変化の時における成長戦略の方法
- 近年、人口減少による国内マーケットの縮小に加え、コロナ禍による急速なデジタル化への移行、原材料・エネルギーコストの増加など、経営環境はこれまでの常識を超えるスピードで変化しております。 このような厳しい環境下において、これまでの積み重ねだけで安定成長を見通すのは極めて困難であり、新たな価値創造を並行して取り組んでいく必要があります。
- 船井総研は、最新の市場・競合の動向、顧客のニーズなどの戦略立案に必要な要素を徹底的に踏まえ、持続的な成長を可能にする中期経営計画の策定をご支援させていただきます。これにより、貴社の経営課題解決と長期的な企業価値向上に貢献します。
船井総研の中期経営計画策定支援の特長
実効性の高い計画を実現するアプローチ
- 船井総研の中期経営計画策定支援では、以下のような点を大事にしております。
- 専門性
- 各業種・業界の深い知見を有する専門コンサルタントチームが、各業種・業界のツボを押さえた実効性の高い計画策定を行います。貴社の強みを最大限に活かし、市場における優位性を確立する方向性をご提示します。
- 合意形成
- 経営層や社内のメンバーが「腹落ち」できるプロセスを重視し、共感と納得を得られる中期経営計画を作成。「行動」に結びつく計画策定を実現し、社内全体への浸透とモチベーション向上を図ります。
- 具体性
- 現場での戦略実行を得意とするコンサルタントが、「何を」「どのような順番で」「誰が」進めるか?をより明確に設計し、実現性の高い計画策定を行います。各ステップごとの目標設定や役割分担も明確にします。
- 柔軟な納期対応
- 各企業の状況により、計画策定にかけられる期間はそれぞれ異なります。船井総研では、貴社の状況に応じた最適な業務設計を行うことで、柔軟に納期対応(スピード対応を含む)を実現します。
- 伴走型支援
- 外部のコンサルタントという位置づけではなく、「まるで経営メンバーのように」、プロジェクトの成果を最優先に考え、プロジェクトの推進責任者として貴社に深く参画させていただきます。計画策定から実践、効果測定、修正まで、一貫して貴社を力強くサポートいたします。
船井総研が中経営計画を作成するうえで大切にしていること
- 中期経営計画策定においては、大きく分けて2つの視点を大切にしています。1つ目は「ストレッチな目標設定」、2つ目は「具体的なロードマップでの整備」です。
- 1 ストレッチな目標設定
~バックキャスティング発想の計画策定~ バックキャスティング発想による計画策定 過去からの積み上げによる現実的な計画だけでなく、5年から10年先の将来予測を行い、自社が成し遂げたい展望(ビジョン設計)を明確に決定しつつ、そこから逆算的に計画策定を行う「バックキャスティング」発想を採用します。これにより、現状から将来への大きな成長を描くことが可能になります。短期的な視点だけでは見えない可能性を引き出し、企業変革へとつながるような挑戦的な目標を立てることを推奨しています。
- 2 具体的な計画策定
~ロードマップの策定~ ストレッチ目標設定だけでなく、その目標達成に向けて「何を」「いつまでに」実施すれば達成できるのか?を事業・人材・組織・財務・DXなどの複数の視点で整理していくことが重要です。具体的な計画には、売上や経常利益といった数値目標の設定だけでなく、既存事業の活性化、新規事業の創出、人材の採用・組織開発、財務・M&A、DXへの投資といった項目ごとの戦略と具体的な取り組みが含まれます。各年度の進捗を確認しながら、必要に応じて修正する仕組みも構築します。
中期経営計画を作成する流れ
- 標準的には以下の4つのフェーズで中期経営計画を策定します。貴社のご状況に応じて、柔軟に進め方を提案させていただきます。

お渡しする成果物のイメージ
- ご支援では主に以下の成果物を作成・提出させていただきます。これらは貴社の計画を具体的に実践し、進捗を管理するための強力なツールとなります。
- 調査・分析結果報告書
市場の動向や競合の状況、貴社の内部環境に関する詳細なデータや分析結果をまとめた報告書で、多様な業種やテーマに対応した分析を行います。戦略立案のもととなる客観的な事実と洞察を提供します。
- 事業計画書
事業コンセプト、ターゲットの分類、競合ポジショニング、財務計画(損益計算書、キャッシュフロー計算書など)を含む、中期経営計画の中核となる文書です。売上や利益の数値目標を含め、事業の全体像と将来の見込みを示します。上場を目指す企業にとっては、投資家への開示にも役立ちます。
- 実行スケジュール
中期経営計画を達成するための具体的なアクションプランと時系列の進捗管理を示すスケジュールです。WBS(Work Breakdown Structure)を用いることで、各タスクの責任者、期間、成果物を明確にし、計画の効率的な実行を支援します。事業化に向けたステップも詳細に示します。
ご支援実績(一例)
- 船井総研では業種・業態・規模問わず、様々な中期経営計画の策定実績がございます。様々な企業の中期経営計画の策定実績がございます。以下にその一部をご紹介いたします。
- - 外食チェーン上場企業 -
- 黒字転換に向けた戦略策定が必要
- 業態や店舗フォーマットが細分化しすぎて把握しきれない
- 時流を踏まえた伸びる業態・フォーマットを提案
- 出退店戦略や新領域の戦略策定・数値計画策定を実施
- - 電力インフラ系企業 -
- 既存事業が衰退で不安
- 新規事業の検討及び新たな成長戦略の検討
- 新規事業を核とした成長戦略の策定
- 新たなFC事業の実施
- - グローバルサプライヤー企業 -
- 今後10年の成長に向けた計画策定が必要
- さらなる成長に向けた新領域の検討
- 他社の成功事例を踏まえたDX方針を設定
- 新領域候補を特定し実施に向けたマイルストーンを設定
- - グローバルメーカー -
- 前年踏襲型の目標設定となっており、将来のあるべき姿からの定性・定量目標の設定を行いたい
- 現状課題の整理と対策立案を前提に、5か年のロードマップを策定し、それに紐づく数値計画、アクションプランと管理体制の構築を実施
- - 中古車ディーラー企業 -
- 未使用車の仕入れが困難
- 持続的成長が見出しにくく、新規事業参入を検討
- 既存事業の見直しと新規事業の策定
- ビジョン策定と方針発表会実施
- - 軽自動車ディーラー中心の企業 -
- 新規出店検討に伴う新たな成長戦略の検討
- 既存事業だけでは不安
- 5年で2倍の業績アップを達成するべく、狭域商圏での管理シェアアップ、既存オーナー向け案件獲得数の増加策を具体的に検討し、必要な組織基盤づくりも設計
- - 外資系遊具メーカー -
- 日本市場へ新たに参入するべく、「日本の遊具業界の商流整理」「市場攻略ポイントを知りたい」とのことでご依頼
- 各種調査を実施した結果、船井総研が数多く会員を持っている「幼稚園業界」が有望と判明。船井協業の上販路開拓プランを設計
- - OA機器メーカー -
- 中小企業に対する自社製品導入を促していくための戦略を検討
- 中小企業とのネットワーク豊富な船井総研へご依頼
- ターゲット別の市場性を客観評価
- 有望チャネルの見極めとチャネル攻略プランを事業計画にまとめ、納品
- - A区 公益財団法人 -
- 事業計画策定において客観的な意見を踏まえて検討したい
- 「放課後子どもひろば」・「学童クラブ」を中心とした事業計画策定
資料ダウンロード
- 本ページの内容は以下からダウンロードできます。
- 【資料目次】
①中期経営計画とは
②中期経営計画策定のご支援概要
③よくある相談内容
④中期経営計画策定で押さえるポイント
⑤中期経営計画策定の流れ
⑥アウトプットイメージ
⑦船井総研の特長
⑧ご支援実績(一例)
⑨ご相談の流れ