船井総研の出口です。今年から(株)船井総研あがたFASの社長を兼務しており、日々、事業承継に向き合っております。 私は船井総研に入社以来、2005年から士業のコンサルティングを10年間、その後、医療のコンサルティングを5年間してきましたので、士業の先生やドクターの事業承継を船井総研グループとしてより深堀していきたい、と考えています。 と言いますのも、私が士業や医療部門にいた頃はもちろん、今でも士業やクリニックを専門にしているコンサルティング会社は多くありません。士業やクリニックの事業承継・M&Aの専門コンサルは更に少ないからです。 これまで士業やクリニックの事業承継というと、ご子息・ご息女がめでたく税理士になっていた場合や、医師になっていた場合には同族承継する、そうでない場合は、先生が高齢になっても頑張れるだけ頑張って、最終的には廃業される、というケースが多かったものです。 しかし、最近は個人経営の士業やクリニックでも、親族内に後継者がいない場合、第三者に承継される、或いは事務所内・院内の同族でない幹部に承継されるケースも増えています。 これは、先生ご自身にとって、スタッフさんにとって、クライアント先・或いは患者さんにとって、三方良しだと思います。 もちろん、先生方の生き方、ライフプランは様々ですから、生涯現役でバリバリ働きたい先生もいれば、60歳を超えたら、少し働く時間を減らして、趣味の時間を増やしたい、人生を楽しむ時間を増やしたい、という先生もいます。 士業や医師で、独立開業された場合、先生は①プレイヤー(実務や診療)、②経営者(マネジメント)、③オーナー、という3つの役割、3つの激務をされることになります。この3つを60歳を超えてもずっと続けていくのか、、、そろそろしんどいな、という先生も多いのではないでしょうか? 後継者がいる場合、後継者に②と③は譲って、60代は①プレイヤーに戻る、70代は週3日だけ働く、というような選択肢も出てきますし、そのようにされる先生も多いかと思います。某大手法律事務所でも、マネージングパートナーは40代・50代で、60代になるとまたプレイヤーに専念、という仕組みの事務所もあります。 後継者がいない場合、ずっと①②③を続けるしか選択肢がない、というのは、なかなか辛いものだな、と思います。 船井総研グループでは、「親族で後継者がいなければ、できるだけ1人で頑張って、最後は廃業するしかない」という世界観を変えたい、士業や医師のライフプランや事業承継を多様化したい、親族内に後継者がいない場合に、親族以外の幹部に承継するパターンや、第三者に承継するパターンを確立していきたい、と取り組んでおりますので、是非お気軽にご相談ください。 |