インフレ時代に強い経営とは?

2022年05月12日

原材料費の高騰に、資材費の高騰、そして、燃料費UPに、物流費UP、さらには、外注費の高騰に、特殊技術職の採用コストも上昇、・・・、
あらゆる業界において急激なコストUPが現実の経営課題として突き付けられています。
コストUPだけではなく、仕入調達の遅延やそもそもの仕入調達自体が困難になったり、外注会社や下請からの納期や工期が遅延するなど、企業経営にとっては難しい時代になりました。コストだけではなく、納期・工期・業務の遅延により、売上計上の遅れ等、深刻な影響が出ている企業が多いようです。 「おカネはあるがモノが届かない」という典型的なインフレ時代の特長です。

ここで、参考までに下記に「インフレ」の検索ボリューム推移を掲載しておきます。これは、「インフレ」Google検索数の5年間推移で、2021年末以降が過去5年間で最も検索数が多い状態で、全国的にインフレ意識が高まっていることが分かります。

「GoogleTrends」より
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ところで、この流れは短期的かと言うとそうではなく、すぐ解決されるかと言うとそれもあり得なく、悪く言えば諦めなければいけません。むしろ、これらの流れを前提条件と考えて、「インフレ基調を前提とした経営のあり方」を改めて見つめ直さなければならないようです。まさに、本コラムのタイトルにあるような「インフレ時代に強い経営とは?」を自問自答する絶好の機会です。

さて、この問いに対する答えですが、実は意外にもシンプルです。それは以下です。
①業界内、あるいは、地域商圏内で圧倒的に集客して顧客を獲得し続けること
②圧倒的に儲かる(高付加価値な)体制にすること

こう書くとあまりにも当たり前すぎると思われそうですが、よく考えるとより深い意味があります。

まず、上記①ですが、限られた原材料の争奪戦においては、結局はより売れる企業にその原材料は集中します。
その結果、業界内・商圏内の一番企業が1人勝ち状態になりやすいものです。
なので、圧倒的に集客して顧客を獲得し続けることが大事です。

上記②の圧倒的に儲かる(高付加価値な)体制作りの為には、DX化による効率化がもはや絶対に必要な条件となります。
そして、単純に「モノを仕入れてそのまま売る」というビジネスモデルでは付加価値を高めることは出来なくなり、より原材料調達難に振り回されるでしょう。
「高付加価値を付けて高く売る」ビジネスモデルへの転換が必須となります。

「圧倒的集客」×「圧倒的高付加価値」、これが「インフレ時代に強い経営」の方程式です。


株式会社船井総合研究所 執行役員 菊池 功







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