ERPとは

• ERP（Enterprise Resource Planning：企業資源計画）とは、企業が所有する経営資源（ヒト・モノ・カネ・情報）を1カ所に集約し、 全体最適の視点から有効活用するための仕組み（システム）のことを表します。
• 従来、企業の情報システムは部門ごとに独立して構築・運用されることが多く、部門間の情報連携が十分ではありませんでした。 そのため、企業全体として経営資源を最適化することが難しく、非効率な業務や二重三重の重複作業が発生していました。
• ERPは、このような部分最適の状態を解消し、全体最適を実現するために、 企業の基幹業務（販売・購買・在庫・生産・会計・人事など）に関わる情報を統合データベースで一元管理します。一元管理を通じて、 各部門の情報をリアルタイムに共有し、業務プロセスを標準化・効率化することで、 企業全体の生産性向上・コスト削減・意思決定の迅速化・顧客満足度向上などを図ることが可能となります。

よくあるご相談内容

• 以下のようなご相談を多く頂戴しております。船井総研では様々なご要望に対し柔軟に対応させていただいております。

• 現行システムが老朽化し、サポートの終了も間近に迫っているため、現行システムの刷新を考えている
• システムが複雑化・ブラックボックス化し、業務の全体像を把握できない
• 部門ごとに異なるシステムを利用しており、データ連携が困難
• 情報システム部門やシステム担当者が不在、または専門知識を持つ人材が不足している
• 業務プロセスが標準化されておらず、非効率な業務が多い
• 属人的な業務が多く、担当者しか内容を理解していない
• データ入力作業が多く、人的ミスが発生しやすい
• データの可視化・分析が不足し、経営判断に役立てられない
• 部署間の連携がスムーズに行われず、情報共有が遅れる
• 在庫管理が正確に行えず、欠品や過剰在庫が発生しやすい
• 受注・発注管理が煩雑で、顧客対応に時間がかかる
• 会計処理が手作業中心で、時間と手間がかかる
• 経営状況をリアルタイムに把握できず、迅速な意思決定ができない
• 業務改善の必要性を感じているが、どこから手をつければ良いかわからない

ERP・基幹システム導入で押さえるポイント

• ERP・基幹システム導入においては、以下のようなポイントは最低限押さえて進めることが重要です。これらのポイントは船井総研のサポートにより補完可能です。

チェックポイント

内容

1 ERP・基幹システムの
導入目的は明確か？

• ─最もよくある失敗要因が「ERP・基幹システムの導入目的が不明確である」ということです。 導入目的が曖昧なままプロジェクトを進めてしまうと、システム選定や要件定義の段階で判断が鈍り、 結果的に要件とシステムがミスマッチを起こしてしまうリスクがあるため、「導入目的の明確化」は最重要事項です。

2 ERP・基幹システム
導入を現場担当者へ
丸投げしていないか？

• ─ERP・基幹システム導入は企業の業務プロセス全体を大きく変革するプロジェクトです。 そのため、全社的な協力体制が不可欠ですが、経営層が全く介入せず、現場任せにしてしまうと、失敗のリスクが高まってしまいます。 「経営層と現場層の一体化」が成功のポイントです。

3 ERP・基幹システム
導入のキーマンは
決まっているか？

• ─ERP・基幹システム導入を成功させるためには、ユーザー企業側にも、プロジェクトを推進するキーマンが必要です。 プロジェクトの責任体制を明確化し、実務担当者だけでなく、経営層やキーマンが積極的に関与することが重要です。

4 「Fit to Standard」を意識できているか？

• ─ERP・基幹システムの導入に際して、極力カスタマイズを排除し、「Fit to Standard（システムの標準機能に合わせて業務を変える）」を基本コンセプトとして進めていくことで、新たに導入するシステムが過剰費用・過剰スペックになることを防ぎます。

5 自社の業務や
運用ルールの
見直し・整理も
考えているか？

• ─ERP・基幹システムの新規導入（もしくは入れ替え）を契機として、自社の業務や運用ルールの見直し・整理も併せて実施していくことで、業務プロセスの簡素化・標準化を実現しやすくなります。

ERP・基幹システム導入コンサルティングの流れ（一例）

• 標準的には以下の流れを想定しております。ご状況に応じて柔軟に進め方をご提案させていだきます。

※お客様の企業規模やシステム化の対象範囲などによってスケジュールは変わります。
また、カスタマイズの発生やプロジェクトの進行状況によっては、システム稼働時期が変更になる可能性があります。

アウトプットイメージ

• 以下のようなアウトプットをさせていただきます（一部抜粋）

船井総研の特長

• 船井総研は支援先企業様のプロジェクトメンバーとして、プロジェクトの成功に向けた各種企画・進捗管理などのご支援を実施しています。

• 独立系のコンサルティング会社として中立的な立ち位置から、支援先企業様にとって最適なERP・基幹システムの選定を支援。システム導入後の成果創出に至るまで伴走してサポートいたします。

独立系の
コンサルティング会社

銀行や会計事務所などの出資母体を持たない独立系のコンサルティング会社であることから、中立的な立ち位置で支援先企業様の利益を最優先に考えたご提案が可能です。また、特定のグループに属さないため、支援先企業様の個別の状況や条件に合わせて、幅広い選択肢の中から最適な解決策（システム）をご提案することができます。

経営者目線の
コンサルティング

ERP・基幹システム導入支援において、経営者ご自身が何に悩まれ、何に課題を持たれているかを経営者目線で理解に努め、経営者に寄り添うことを大切にサポートしています。すべてを意思決定し責任を追う経営者と同じ目線に立ち、ともに成果にこだわり続けることが「経営”者”コンサルティング」の本質であり、船井総研のアイデンティティでもあります。

専門コンサルタント
による
徹底サポート

ERP・基幹システム導入を専門とする経験豊富なコンサルタントが多数在籍。数々のERP・基幹システム導入支援を行ってきた中で培われた豊富な実績・事例・ノウハウを基に、プロジェクトを進行いたします。 また、机上の空論に留まらず、現場にも足を運び、支援先企業様の業務プロセスを深く理解することに努めます。単なるシステム導入ではなく、現場業務の抜本的な見直しを手掛けることも含めてご提案することが可能です。

伴走型支援

「外部のコンサルタント」という位置づけではなく、「支援先企業様と共同のプロジェクトチームの一員」として、ERP・基幹システム導入を進めていきます。また、システム導入をゴールとするのではなく、システムを導入した後の具体的な成果の創出に至るまで、支援先企業様に伴走してサポートさせていただきます。

ご支援実績（一例）

• 全国各地の製造業を中心に、以下のようなご支援実績がございます。

保持装置メーカー

• 既存の基幹システムを古くから使っており、
  時代に合わせてシステムのあり方をアップデートする必要性があった。

• ✓基幹システムのリプレイスを実施。
• ✓BIツールも使うことで「会社の業績数値の
  リアルタイムな見える化」および「経営判断の迅速化」を実現。

機械メーカー

• 各業務システムやツールがバラバラに導入されて
  おり、各業務が一元管理されていなかった。

• ✓ERP導入を通じて複数システムを一元化。
  「脱・縦割り組織」を実現。
• ✓ERPに付随するBIツールにより
  「営業数値の見える化」を実現。

組立加工業

• 基幹となるシステムが入っておらず、Excelを
  中心とした各現場担当者の属人的な業務管理が
  長年続いていた。

• ✓Excel管理⇒ERPへ置き換え。
• ✓既存の会計システムとの連携を実現。

板金加工業

• 属人的なExcel中心の業務管理から脱却し、
  販売・購買・在庫・生産を統合統一管理できる
  仕組みを導入したかった。

• ✓基幹システムのリプレイスを実施。
• ✓Excelによるバラバラ管理⇒ERP導入を通じた一元管理・脱属人化を実現。

金属部品加工業

• 複数のExcelや紙を継ぎ接ぎしながら属人的かつ
  非効率な業務管理をしており、人的なデータ入力ミスも多発していた。

• ✓Excel管理⇒ERPによる一元管理へとシフト。
• ✓「脱・Excel」「脱・紙帳票」を実現。

食品加工業

• 歩留り集計作業や棚卸作業をExcelや紙による
  手作業で行っており、多くの工数を費やしていた。

• ✓ERP導入を通じて「歩留まり・原価」の
  見える化を実現。
• ✓棚卸時間50％削減
  （毎月実施⇒隔月実施へ半減）。

鋳造・機械加工業

• 各業務システム・ツール・Excelをバラバラに活用していた（データの入力先＆管理先がバラバラ）。
• 属人的なExcel管理・紙伝票管理が常態化していた。

• ✓ERP導入に際して、既存業務や既存ルール、
  既存帳票の積極的な断捨離を実施。
• ✓月300万円の大幅コストダウンに成功。

機械加工業

• 各部門でバラバラに導入していたシステムが
  連携されておらず、部門間での情報共有が遅れていた。

• ✓基幹システムのリプレイスを実施。
  ERPによる一元管理を実施。
• ✓ERPに付随するRPAを駆使して出荷指示の
  自動化を実現。

資料ダウンロード

• 本ページ、ERP・基幹システム導入の内容は以下からダウンロードできます。

【資料目次】
①ERPとは
②よくある相談内容
③ERP・基幹システム導入で押さえるポイント
④ERP・基幹システム導入コンサルティングの流れ（一例）
⑤アウトプットイメージ
⑥船井総研の特長
⑦ご支援実績（一例）
⑧ご相談の流れ