受託型製造業向け評価・賃金制度/スキルマップとは
- 製造業を含め企業は本来、会社が示す成長の方向性やビジョンを提示し、そこに向けてモチベーションを上げつつ社員を動かし、生産性を上げて売上・利益を上げていく必要があります。しかしながら多くの中堅・中小の製造業では、そのための仕組み、いわゆる人事制度が構築されていないケースが多くあります。
- 人事制度は大きく「等級制度」「評価制度」「賃金制度」に分けられます。「等級」毎に社員がどう考え、どう行動すべきかを示す「評価」と、その結果をどのように賃金や賞与に反映させるかを規定する「賃金」制度に加え、さらに職種によってはスキルマップを作成して、社員のスキルを客観的に把握しながら計画的にレベルアップさせていくことが求められますが、これらを仕組みとして有機的に結びつけるには、仕組み構築のノウハウに加えて業績アップのポイントを押さえておくことが求められます。
- 船井総合研究所では、過去20年以上に渡って受託型製造業向け業績アップコンサルティングのサービスを提供してきました。そのノウハウを活かし、業績の上がる評価・賃金制度およびスキルマップ構築を支援しています。


受託型製造業向け評価・賃金制度/スキルマップ構築のご支援概要
- 進めるにあたっては、社長・経営層が明確な方針・ビジョン示し、それを社員が理解・納得し、仕事に当たる仕組みを構築することが求められます。


- さらに経営者・会社が社員に目指して欲しい方向性を共有し、一緒になって成長をサポートし、達成感・働き甲斐・給与面をリンクさせる制度構築が求められます。


- 人事制度は構築して終わりではなく、社員の成長やモチベーションアップのため、制度を活用して下記のフローを回しながら運用していくことが重要です。船井総研では制度構築から運用までサポートしています。


よくあるご相談内容
- 受託型製造業の評価・賃金制度を構築にあたって、よく頂く質問を下記にてご案内します。
✓ どのようなプロセスで進めますか?
ー明確な会社方針・ビジョンを元に制度を構築していく必要があるので、無い場合は、まずは経営層と協議の上明確化をすすめていきます。その後制度構築に移ります。
✓ 評価と賃金はどう結び付けますか?
ー評価結果は、シンプルに賞与をプラスするのか、基本給を上げるのか、様々なバリエーションがありますが、結果がどう賃金に反映されるかは明確にすることがモチベーションをUPにつながります。
✓ どのくらいの期間が必要ですか?
ー企業規模によりますが、最短で1年程度です。
✓ 立ち上げた後の運用が心配です。
ー評価賃金制度は社員とのコミュケーションツールであり、運用が非常に重要です。当社では企業様に自走して頂けるようサポートすることが可能です。
受託型製造業向け評価・賃金制度/スキルマップ構築で押さえるポイント
- 人事制度の内容や深さは、社長の目が届く範囲を考慮しながら決定します。
- 従業員数15名以下
ビジョンの明確化(社長の想いの明確化)
- 職責と職能と分けて定義する
- 職責とボーナスで還元
- 成長プランの提示
- 役割の明確化
- 会社の想いを伝える仕組み
- 従業員数50名以下
具体的な評価項目設定
- 読めば行動・実行できるレベルで示す
- 業務フローを意識する
- 難しい言葉を使わない
- がんばり(プロセス)と評価を一致させる
- 従業員数51名以上~
- 評価結果を基本給やボーナスにも反映させる
- 会社に貢献している人(プロセスと結果)が伸びていく。
受託型製造業向け評価・賃金制度/スキルマップ構築の流れ
- 制度構築に際しては、下記手順にそって進めて参ります。
- 会社ビジョンの明確化
- 経営者・社長の思いを明確化する
- 資格等級制度
- 自社で求められる人財像を職能要件書として職種別・等級別に明らかにする
- 評価制度
- 明確にされた人財像を元に評価項目を決定し、人事考課表を作成
- 昇給・昇格制度
- 人事考課表によって評価された結果をどのように昇給・昇格に結びつけるかを決定
- 賃金制度
- 上記を反映した賃金制度を構築
アウトプットイメージ
- 以下のようなアウトプットをさせていただきます(一部抜粋、支援内容により相違あり)
- 共通要件書・職能要件書
- 賃金テーブル
- 人事制度ハンドブック
- スキルマップ
- 人事評価シート
船井総研の特長
- これまでの製造業向けコンサルティングの知見を活かし、確実に業績の上がる仕組みを構築します
- 評価・賃金制度専門
のコンサルタントに
よる支援 - 大手企業から中堅・中小企業まで、また製造業や建設・不動産、医療・介護や調剤薬局まで、船井総研では様々な企業に対してニーズに応じた評価・賃金制度の構築を支援する、経験豊富な専門コンサルタントを多数在籍しています。
- 受託型製造業における深い知見とノウハウ
- 船井総研では、これまで20年以上に渡り、あらゆる受託型製造業向けのコンサルティングを展開してきました。今回ご紹介した人事制度構築に加え、採用支援、マーケティング・営業支援など様々な側面からクライアント企業の業績アップをお手伝いしてきました。これらの知見とノウハウを総動員し、御社のための人事制度を構築します。
- 業績アップのポイントを押さえた構築が可能
- 評価制度の構築・運用でよくあるのは、評価が目的化してしまい機能しないことに加え、そもそも目標や設定したKPIが業績アップに繋がっていないことがあります。当社は受託型製造業の業績アップに特化したご支援を続けてきたので、ポイントを押さえた制度構築が可能です。
- 業績アップに繋がる
各種コンサルティング
が可能 - 製造業のクライアント様に対しては、評価・賃金制度の構築の他、システム構築やDX支援、または現場のIoT化支援など、幅広いコンサルティングニーズに対応することが可能です。もちろんこれらの取り組みを評価・賃金制度に組み込むことで、より成果の上がる制度構築を行うことができます。
ご支援実績(一例)
- 当社が手掛けた受託型製造業向け評価・賃金制度構築の実績(1例)をお伝えします。
- 電子機器製造業(150名)
- 評価・賃金制度はあったが、評価制度が機能しない上、年功序列的な賃金制度のため、モチベーションが低下
- 会社ビジョンと連動するよう制度を抜本的に見直し、成果を上げた人・頑張った人が評価され昇給する仕組みに変更。
- 機械加工業(100名)
- 評価自体は行っていたが、すべて社長・経営層による鉛筆なめなめ方式で、納得度が低かった。
- 自社にあった人物像を定性面評価として整理した上で、スキルマップと連動した職種別要件を整備。賃金制度とも連動させた。
- 板金加工業(80名)
- 従業員規模が比較的大きいにも関わらず、評価・賃金制度が無くすべて社長ひとりで感覚的に評価を実施していた。
- ゼロベースで定性面評価と職種別要件を作り上げ、まずは社員が目指すべき方向を提示し生産性を向上させた。
- プレス加工業(25名)
- 作成した評価・賃金制度が現状と乖離があり機能しない上、賃金を上げることが目的化した制度だった。
- タスク主体の評価制度から、幹部自ら決めた社員に求める考え・行動様式(クレド)ベースの評価制度に変更。作成したクレドを元に朝礼を開催し浸透を図るようにした。
- 機械加工業(20名)
- 簡単な定性面の基準しかない上、整備されたスキルマップも存在しなかった為、正しく評価できなかった。
- 技術力アップ・スキルマップと連動した目標管理と定性面の双方を重視する評価制度を構築した上、賃金制度とリンクさせることで技術力UPと生産性向上を実現。
- 金型製造業(20名)
- 評価する仕組みが何もなく、すべて感覚で昇給
- 定性評価面を中心に評価制度を組み立て、賃金テーブルを整備した上で評価の簡素化を実現。
- 樹脂加工業(10名)
- 社長の思いを社員に伝えてはいたが、それが思考・行動に反映されない上、社員、特にリーダー格のモチベーション向上に苦慮していた。
- かねてから社長が伝えてきた言葉をまとめたクレドと、個人目標への取り組みを拾い上げるシンプルな評価制度を構築。
資料ダウンロード
- 本ページの内容は以下からダウンロードできます。
- 【資料目次】
① 評価・賃金制度/スキルマップとは
② 評価・賃金制度/スキルマップ構築のご支援概要
③ よくあるご相談内容
④ 評価・賃金制度/スキルマップ構築で押さえるポイント
⑤ 評価・賃金制度/スキルマップ構築の流れ
⑥ アウトプットイメージ
⑦ 船井総研の特長
⑧ ご支援実績(一例)
⑨ ご相談の流れ