新年明けて・・・、経営の原理・原則

2022年01月13日

新年早々のコラムですが、時代最先端で真新しいことではなく、敢えて原理原則論の話をします。船井総研の創業者舩井幸雄は数々の名言を残しています。その中の1つに「保守7割:革新3割」というキーワードがあります。これを分かりやすく言うと、「7割は現状を守って、3割は新しいことにチャレンジしなさい」となります。

例えば、「100個の商品を販売していたとすれば、そのうちの70個は継続して売り続けて、残りの30個の商品は丸っきり変えていきなさい、100個すべてを変える必要はなく、一方で、100個すべてを全く一緒でもいけない」そういう意味です。もちろん、厳密に30個とか70個とかという意味ではなく、ほぼ3割くらい(7割くらい)とご理解ください。

また、別な例えをします。「社員が100名いたら、70名は継続して同じ業務をさせなさい、30名は配置転換して新たな業務を模索しなさい、100名全員変えてもいけないし、100名全員同じままでもいけない」となります。

さらに、別な例えです。「顧客が100社あったら、70社は継続して深く付き合いなさい、30社は全くの新規顧客を作りなさい、100社全社を変えてはいけないし、100社そのままで同じ顧客とばかり付き合ってもいけない」です。

もっと違う例えをします。「100日あったら、70日はこれまでと同じ要領で仕事をしなさい、30日は全く違う要領で仕事をしなさい、100日のすべて同じ要領ではいけないし、100日すべて変えてもいけない」です。

皆さま、いかがでしょうか?

一瞬、「保守7割:革新3割」と聞くと、随分保守色が強く聞こえますが、仮に毎年3割変えていくと、3年経ったら、理論上では9割変わっていることになり、ほぼすべて刷新されることになります。当たり前そうに思えて、深く真剣に考えると、実は相当に難しいことだと分かります。多くの人は長らく昔からの習慣・慣習・やり方・考え方に囚われてしまうものです。相当に覚悟しないと、3割革新は達成できません。

また、保守7割の意味合いの中には、「100のパワーで出来たことを70のパワーで行いなさい」という意味が含まれています。つまり、生産性を1.3倍にしなさいということです。100の時間かかっていたものを70の時間で出来るようにして、残りの30の時間で新たなことをするのです。これが「保守7割:革新3割」の目指すところです。
実は、かなり難易度は高いと言えます。

これは時流が変わっても、決して変わらない「普遍の原理原則」です。
この「保守7割:革新3割」の原理原則論を皆さまの集客活動・営業活動や商品管理・在庫管理・生産管理・業務管理、事務総務関連・組織・人事等々に是非当てはめてみてください。このルールから逸脱している事業や業務、組織や部門には必ず課題があって、硬直化か、あるいは、金属疲労が起こっている可能性があります。そして、もっと恐いのはそれに気付いていないことです。

「保守7割:革新3割」・・・、是非、充分に認識頂ければと思います。


株式会社船井総合研究所 執行役員 菊池 功







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