新規事業の立ち上げの際に業種選定に時間をかける経営者様も多いと思いますが、意思決定にはスピードが非常に大事になります。意思決定にスピードが大事な理由の一つとして、参入業種のライフサイクルという点があります。
新規事業のベストな参入時期とは!?
ライフサイクルは「導入期・成長期・成熟期・安定期」の4ステージに分かれますが、資本力に自信のない企業のベストな参入時期は「成長期」の業種となります。理由としては、成長期は成功するモデルが確立し始めていますが圧倒的一番企業がないということです。なぜ導入期ではないのかというと、明確な成功事例・失敗事例がなく数字的根拠が薄い状態で参入を考える必要があり、リスクが高くなります。成熟期の参入では、資本力に自信のある大手企業の参入が目立ち、中小企業では同じスタートをすると太刀打ちできなくなることから「成長期」に参入をご提案しています。
今、成長期の新規事業
では、現在成長期にあたる業種・業態例を挙げます。
①グランピング
コロナ禍で大注目・成長ビジネスです。
投資1億、年間売上1億円、年間営業利益4,000万円と高収益なビジネスです。日本全国350件ほどしかなく、まだまだ供給が足りずに一人当たり宿泊単価が2万円と価格競争にはなっていない業種です。SNSによって集客を行うことができることからも集客コストが低いというのも高収益のポイントでもあります。
②AIフィットネス
業種自体の成熟度は高まっていますが、業態としては「フィットネス×デジタル」という業態が成長期を迎えています。特に「AIフィットネス」という業態は、投資3,000万円、年間売上3,000万円・営業利益1,000万円と高収益なモデルでありながら、省人化・省スペースモデルでもあるため多店舗展開が容易で現在成長中の業態ではあります。
これらはコロナ禍でも新規参入が増えている業種・業態でもあります。
他にも当メルマガでいくつか新規事業をご提案はしていますが、いま多角化経営・新規事業をお考えの企業様はぜひ「成長期」である業種・業態への参入をご検討いただければ幸いです。
コロナ禍でも伸びている新規事業とは
2021年08月30日