成長加速化補助金(100億円補助金)採択されるには? 2025年05月15日 >>※「成長加速化補助金(100億円補助金)採択必勝ガイドブック」はこちら今、経営者の皆様からご相談が非常に多い補助金の1つに「成長加速化補助金」(俗称:100億円化補助金)があります。年商100億円を目指す企業に対して最大5億円で補助率1/2の補助金が期待できるものです。例えば、投資10億円だったら最大5億円、1億円の投資では最大5,000万円の補助になります。ご存じの方も多いと思いますが、基本概要は以下です。非常に注目されているので、申請企業が殺到していて、採択率は10~15%とかなり狭き門と想定されています。申請書は相当に綿密な事業計画書(パワポ資料で数十ページ)が必要です。その申請書の目次概要は以下になります。1.企業として(1)長期成長ビジョン(2)外部環境分析(3)内部環境分析(4)事業戦略(5)推進体制2.補助事業について(1)補助事業の概要(2)先進性・成長性 ①製品・生産方式等の優位性確保 ②労働生産性向上の見込み ③売上向上の見込み(3)地域への波及効果 ①賃上げ計画 ②参加企業や地域企業への波及効果(4)大規模投資・費用対効果 ①投資の規模•費用対効果 ②補助事業による行動変容への寄与(5)実現可能性 ①実施体制 ②財務状況 ③スケジュール ④実施上の課題 ⑤製品・サービスの市場分析申請書の中の事業計画に関して、目安となる主要な数値基準は以下になります。上記は昨年度の大規模成長投資補助金一次の採択企業の平均数値で、今回の成長加速化補助金でも参考とすべき数値です。これらの数値基準に近付くようにしたいものです。なので、ただ単純に「年商100億円の事業計画ならば良いんでしょ」というレベルではありません。>>※「成長加速化補助金(100億円補助金)採択必勝ガイドブック」はこちらところで、採択されるには多数多様な評価点がありますが、最重要ポイントはズバリ下記3点です。<POINTその1:生産性UP!>投資後3年間で「年平均15%UP」は目指したいものです。言い方を変えると3年間で1.5倍の生産性です。しかも、「ただ単純に頑張ります!」では全くダメで、何らかの自動化・省力化のシステム導入やDX・AIの活用が必須です。論理性が重要になります。<POINTその2:賃上げ!>「年平均5%UP」は欲しいものです。中小企業の賃上げは国の最重要政策であることもあり、本音では一番重要視している項目になります。なお、採択されても賃上げ計画を実行できないとペナルティ対象になるので、“本気で賃上げを実行”しなければいけません。<POINTその3:増人化!>増人化とは人を増やすことで、いわゆる採用増・雇用増です。これも国の重要施策です。生産性を上げて賃上げしたとしても従業員数が増えていかないと評価されません。年商10~100億円の企業が、上記3大ポイントの「生産性UP」×「賃上げ」×「増人化」をすれば、必然的に年商100億円が見えてくるはずです。あくまでも目的はこの3大ポイントであり、その結果が年商100億円である、と認識頂いた方が良いです。それと、最終的には現状売上からの伸び率が決め手になります。伸び率が低いと採択率も低くなります。改めて、「成長加速化補助金とは『生産性UP』×『賃上げ』×『増人化』するための補助金であり、その結果、年商100億円企業が増えていくことである。そして、最終的には売上伸び率を求められる。」、そのようにご理解ください。決して、100億円の計画をするから頂ける補助金ではありません。>>※「成長加速化補助金(100億円補助金)採択必勝ガイドブック」はこちら>>無料ダウンロードはこちら こちらのコラムは平日毎日、以下のメールマガジンにて配信しております。ぜひご登録ください。