日本と韓国:地域コングロマリット化とDX・AIでローカル産業の生産性アップ 2024年11月07日 先週は、韓国能率協会様のお招きで久々にソウルを訪れ、韓国の経営者様に向けて講演してきました。講演のテーマは「地方創生と企業の戦略」ということで、日本の経験等をお話して欲しい、ということでした。 韓国では、2020年から人口減少に入り、ソウルと地方の格差が課題になり、政策的な取り組みが始まっています。 日本は2008年をピークに人口減少に入り、2014年に地方創生会議が消滅可能性都市869を公表。大きな話題になりました。そして、日本政府は、地方創生本部を設置し、石破現首相が、地方創生の担当大臣となったのでした。 私のパートは、政策の話は専門ではありませんので、最小限に留めさせて頂き、主に、地方経済を支えるためには、地域コングロマリットが必要であり、地方の中堅中小企業は地域コングロマリット化という成長戦略が有効であること、どのように地域コングロマリット化していけば良いか、という、まさに『地域コングロマリット経営』(船井総合研究所)で述べたような事を、お話してきました。地域コングロマリット経営とは>> 終了後、ご参加者の方からは、「韓国は輸出に非常に力を入れて、政府も支援しているが、地方経済を支えているのはローカル産業で、その主役が地域コングロマリットという視点は面白い」というような感想を頂きました。少しでもお役に立てれば良いのですが。。。 さて、日本も韓国も、ローカル産業の生産性を上げることが課題で、その鍵は、地域コングロマリット化し100億企業化することと、DX/AIの活用、ということになります。 今年の時流予測セミナーが近づいてきております。昨年の私の講座では、5つの時流として、1.社員の年収を上げる経営 ⇒生産性を上げ、給料を上げられない会社はじり貧に2.生成AIが仕事を変える、経営を変える ⇒ネットが過去20年で変えた、AIが次の20年に変える3.中小企業から中堅企業へ ⇒社員数100名~300名の中堅企業が、日本を支えるようになる4.成長戦略型M&Aで、業界再編を加速する ⇒M&Aを「共棲の経営」のツールとして、使いこなす5.中堅・中小企業の外需拡大 ⇒外国人人材、インバウンド消費、海外市場進出について、お話しましたが、今年はAIに絞ってお話する予定です。 今年も是非、ご参加いただければ幸いです。【2025年度版】時流戦略セミナー【セミナー概要】日時:2024/12/2 (月) 12:30~17:30会場:東京会場・オンライン配信 同時開催のスペシャル企画>>詳細・お申込みはこちら こちらのコラムは平日毎日、以下のメールマガジンにて配信しております。ぜひご登録ください。