持続的成長をもたらす「CX志向の営業分業化モデル」で商談率3倍! 2024年09月26日 船井総研グループでは、間接業務に割いている人的リソースを、より付加価値を生む領域に再配置しようという取り組みを行ってきました。中でも特に成果を挙げたのがコンタクトセンター(コールセンター)領域での取組みです。今回はその一部をご紹介したいと思います。 もともとは、自社サイト経由で寄せられる経営相談に事務スタッフが一次対応して適切なコンサルタントに繋ぐ、という単純な取組でしたが、これが予想以上の成果を挙げました。出張で不在がちなコンサルタントに代わって、事務スタッフが迅速・丁寧な応対とフォローを行ったことで、サイト経由の受注額が毎年億単位で増えていったのです。 そこでもう一歩踏み込んで、サイトから資料ダウンロードをしてくださった方々に、事務スタッフから能動的に電話を掛ける「インサイドセールス」の取組みをスタートさせました。この取組みも間もなく億単位の大きな成果をあげはじめました。営業プロセスの専門分業化が成果を生む理由 これらの弊社の事例は、「営業プロセスの専門分業化」の重要性と効果を物語っています。 営業マンが案件の発掘から商談までの全てを担当する従来の手法には限界があります。営業マンは目の前のホットな商談を優先するので、まだ見込度も受注確度もはっきりしない新規のネット反響は後回しにしがちです。そうこうしているうちに、せっかくの引き合いを取りこぼしてしまうのです。 営業プロセスを分解し、「サイト更新担当→反響応対担当→商談担当」というように分業化することで「初動対応の遅れとムラ」が解消され、確実に成果に繋がっていくのです。営業プロセスの専門分業化で「アポ率6倍」!?? 話を弊社の事例に戻します。自社で一定の成果を挙げたことをきかっけに、やがてこれをお客様にもサービス提供しはじめました。ご縁あって注文住宅会社の自社サイト登録者への架電を代行させていただくことになり、それまで5%前後だったアポ率(商談移行率)をコンスタントに30%台に引き上げることに成功しました。実にアポ率6倍です。このサービスはとても好評で、今では200社近くにご利用いただいています。 ネット反響の商談移行率向上のポイントは3つあります。 ①営業プロセスの分解と役割分担(各プロセスの役割に集中できるので効率が上がる) ②プロセスごとのKPI可視化と改善(成果から逆算したプロセス指標管理) ③反響応対の話法の継続ブラッシュアップ(成約・失注の原因分析とトーク反映)営業分業化の‘2つの罠’とその解消法 ただ、この分業化体制を進めていくうちに、ふたつの課題が浮き彫りになってきました。 まず、分業化されたプロセスごとの部分最適志向です。アポ率やアポ件数を目標とする反響応対担当者は、成約見込みの濃淡に関わらずとにかく大量の商談アポを後工程に送り込もうとします。 もうひとつは会社イメージの棄損リスクです。素早く、漏れなく、繋がるまで電話を架けるほど、逆に嫌悪感を抱く人も増やしてしまいます。 これらを解消する鍵を握るのが‘CX志向’です。CXとは「顧客体験価値の向上」を意味します。分業化された営業プロセスに関わる全員がこのCXを意識して一気通貫的に双方向連携することで、自社都合の部分最適志向が解消されます。 「社としてどんな顧客体験を提供したいのか?」、その結果として「全員で生み出したい総合価値は何か?」という問いかけとともに、KGI(全体としての最終目標)とKPI(各プロセス目標)を設定することで、持続的成長をもたらす営業分業化モデルが完成するのです。 この「CX志向の営業分業化モデル」の具体的な構築方法について解説するWEBセミナーを住宅会社向けに開催します。次のような方は是非ご参加ください。 悩み1)自社ホームページやポータルサイトで集客してもうまく商談につながらない 悩み2)住宅展示場や見学会の来場者が年々減少している実際にこのモデルで商談数を3~6倍に増やした事例と手法を具体的にお伝えします。住宅会社向け 商談案件3倍 凄い営業の仕組みセミナー~見込度の低い名簿から、優良商談案件にする仕組み~【セミナー概要】 オンライン開催のためどこでも視聴可能!【日時・会場】2024/10/22(火) 13:00~16:00 オンライン2024/10/24(木) 13:00~16:00 オンライン2024/10/25(金) 13:00~16:00 オンライン2024/10/28(月) 13:00~16:00 オンライン【料金】・一般価格 6,000円 (税込 6,600円)/ 一名様・会員価格 4,800円 (税込 5,280円)/ 一名様>>詳細・お申込みはこちら こちらのコラムは平日毎日、以下のメールマガジンにて配信しております。ぜひご登録ください。