事業承継される側の事業承継問題 2025年03月06日 新会社、船井総研あがたFASがスタートして2カ月経過しました。意外にもと言うべきか、やはりというべきか、事業承継される側の方からのご相談も多く頂いています。● 現社長が高齢(75歳)で、事業承継すると言われてから5年経ったが、その後何もアクションがなく、どう話を切り出して良いか分からない。● 既に社長を引き継いで5年経過しているが、株式は承継しておらず、どう切り出してよいか分からない。● 数年前に父から社長を承継したが、会長として口出ししてくるので、思うように経営できない。● 社長は承継しているが、株は義理の父である会長と妻である専務が持っていて、自分は一株も保有していない。● 自分は親族ではないが、社長を承継して欲しいと言われているが、株式も承継するのか、株式はオーナー家が持ちたいのか意図が分からない。● 自分は親族ではないが、社長を承継したが株は承継しておらず、オーナー家が保有し続けている。オーナー家からいろいろ言われて、関係性に悩んでいる。 「後継者として、事業計画をどうしていこうか。」、「先代についてきた社員たちを、自分の代でどう引っ張っていこうか」という中で、事業承継の悩み、先代との関係についての悩みも、頭の中の大きな部分を占められている後継者も少なくありません。 このような問題については「自分から言い出しにくい。」というお気持ちも良く分かります。一方で、言い出しにくいからということで放置しておいた結果、気が付いたら株価が上がりすぎてしまった、相続で株式がさらに分散してしまった等、問題が更に大きくなってしまった、というケースも散見されます。 現社長(オーナー家)から話を切り出されるのを待つだけでなく、主体的に働きかけることも間違いなく必要です。とはいえ、株主(オーナー)と関係が悪化して、承継できなくなる、というのでは元も子もありません。現社長はもちろん、オーナー家が大切にしたいことは何か、どのような考え方かを理解し、寄り添う姿勢が大切だと思います。 後継者がどのように事業承継に取り組むのが良いのか、オーナー家とどのようにお付き合いしていくのが良いのか、そのようなお悩みにも伴走させて頂ければと思いますので、お気軽にご相談ください。>>ご相談はこちらから こちらのコラムは平日毎日、以下のメールマガジンにて配信しております。ぜひご登録ください。