会社は永続可能、持続的成長可能だが、人間の人生は有限、という不都合な真実。 2025年02月06日 新会社、船井総研あがたFASがスタートして約1ヵ月ですが、早速、事業承継の相談を沢山頂いております。本当に、様々なパターンがあるものだと実感すると同時に、しっかり伴走していかなければ、と身が引き締まる思いです。 経営者なら誰しも、自分の会社を永続する会社にしたい、持続的に成長させたい、とお考えではないでしょうか?また、人生100年時代ですから、60代、70代になっても元気に経営を続けられる経営者様も多くおられます。とは言え、人生は有限です。日本は創業100年を超える長寿企業が世界一多い国だと言われていますが、人間の寿命を超えて、企業が存続し、持続的成長を続けるためには、事業承継、即ち、どのように経営のバトンを繋いでいくか、が大きなテーマになります。 米国の著名なファミリービジネスの研究者である、J.B.クレイグ教授は4L理論として、経営者のライフステージを、L1:ビジネスを学ぶ、L2:ファミリービジネスを学ぶ、L3:率いることを学ぶ、L4:退くことを学ぶ、の4段階で考えることを提唱しています。そして、経営者にとって、4段階目の「退くことを学ぶ」ということが意外と難しいのだと指摘しています。私達がコンサルタントとして、多くのオーナー経営者とお話させて頂く中でも、経営者が「退く」というのが大変な決断であり、ご本人にとっても、寂しいものであることが良く分かります。「後継者にバトンタッチするよりも、今はまだ、自分が経営する方がうまくいく。まだ早い。」ということもよくあります。一方で、いつか渡さないといけないバトンを、「今はまだ早い」と行っている間に時が過ぎ、次の後継者の育成が進まない、後継者に必要な経験をさせることができない、という場面も見てきました。また、いよいよ経営者が第二の人生を楽しみたい、と思われたタイミングで、後継者がいない、ということもあります。 新会社では、創業以来、経営「者」コンサルティングを心がけてきた中で、会社の事業計画、事業承継計画だけではなく、経営者が「人生に何を成し遂げたいのか」、「仕事以外の夢は何か」といった、経営者の人生の計画にも伴走させて頂きたいと思っていますので、引き続き、お気軽にご相談ください。>>ご相談はこちらから こちらのコラムは平日毎日、以下のメールマガジンにて配信しております。ぜひご登録ください。