デジタルで新規事業 2023年11月14日 業績アップを実現する近道の一つは、ずばり「新規事業」を手掛けることです。そしてデジタルを活用することによって、自社の「新規事業」も軌道に乗りやすくなります。社長就任後、12年間で売上6倍を実現した辣腕社長がとった決断!日本における製造業の市場が一貫して減少している中、東京に本社・工場を置き全国9拠点・海外2拠点に展開する株式会社関東製作所では、現在の渡邉 章 氏が社長に就任して以来、12年間で何と売上を6倍も伸ばされています。そのポイントは「新規事業」です。同社では、もともと「金型」と呼ばれる製品をつくるための型をメインで製造を行っていました。この「金型」に溶けた樹脂(プラスチック等)を流し込み、成形することで私たちの身の回りのプラスチック製品がつくられるのです。ところが「金型事業」だけだと、売り先がかなり限定されてしまいます。そこで同社ではM&Aも活用して、「金型事業」のその先の、「部品事業」も手掛けることにしました。いわゆる“サプライチェーンの垂直統合型”新規事業といえます。ところが新たな「部品事業」は、お客様のすそ野はかなり広がるものの、新規顧客開拓を0から行っていく必要があります。そこで同社が目を付けたのが「営業DX」という手法でした。 2~3年で1社しか新規開拓できなかった会社が、毎年20社の新規開拓を実現!まず同社では、営業DXの手始めとして「射出成型ラボ」というソリューションサイトを立ち上げました。会社案内サイトとは別に、ソリューションサイトを立ち上げたのです。さらに大手企業の設計・開発エンジニアを対象としたオウンドメディア「MFG Hack」を立ち上げました。これらサイトは、顧客となる可能性のあるエンジニアが知りたい情報を発信しています。例えば、「プラスチック製品でよくあるトラブルと、その対処法」「プラスチック材料選定のポイント」他、といったコンテンツです。こうしたコンテンツを発信することによって、見込み客は「この会社なら自社の技術課題を相談できそうだ」ということで、同社への問合せに至りやすくなります。もともと同社では、新規開拓といってもそれこそ2~3年で1社できるかどうか、という状態でした。従ってこうした取り組みも、本当に成果がでるかどうか誰もが最初は半信半疑だったといいます。ところが実際にやってみると、何と毎月40件前後の新規問合せが発生。毎年20社ほどの新規開拓が行える様になりました。そして年間3億円もの新規売上に貢献する様になっています。あのキーエンスも全力を挙げて取り組む営業DX!また関東製作所ではもともと、中心顧客は自動車産業でした。ところが今、自動車産業はEVシフトの真っただ中で、自動車産業以外からの仕事の確保も大きな課題になっています。そうした中、同社では前述の「営業DX」の取り組んでいたこともあり、自動車産業以外の「半導体業界」「電力インフラ業界」「工業用水処理」「ヘルスケア」他、といった多岐にわたる領域の顧客から仕事が取れる様になりました。なお、製造業も含むあらゆる企業の中で、こうした営業DXに最も注力している会社は、年収平均2000万円超えで有名なキーエンスだと思います。キーエンスでは先ほど述べたソリューションサイトを、何と50サイト以上も保有しています。新規事業を成功に導く「営業DX」の第一歩は、先に述べた様な集客の最大化にあります。ぜひ御社におかれましても、実践されてみてはいかがでしょうか?セミナーのご案内営業DXで年間3億円の新規開拓を実現する我が社の取り組み!非自動車マーケットの大手優良企業を続々開拓する営業DX!【このような方にお勧めのセミナーです】・自動車業界以外のマーケットから仕事を獲得したいと考えている製造業経営者の方・半導体・5G分野、電池、自動化、中食、脱炭素分野など、今後明らかに成長する市場から仕事を取りたい製造業の社長・実際に「成長分野から仕事が取れる仕組み」を導入して成果を上げている同業者の事例を知りたい製造業の社長・自社の強みを把握して、もっと業績を伸ばしたいと考えている製造業の社長・ピンチをチャンスと捉え、これを機に社内の意識を一新したいと考えている製造業の社長>>詳細・お申込みはこちら こちらのコラムは平日毎日、以下のメールマガジンにて配信しております。ぜひご登録ください。