【講師】
船井総合研究所 ライン統括本部 価値向上支援本部 HR支援部
組織成長コンサルティング&RPOグループ 組織成長コンサルティングチーム_4 安田聖
このコロナの影響を受けて、加速した採用のトレンドがあります。
今回は、3つのキーワードについてご紹介したいと思います。
どうぞご覧ください。
〇採用における3つのトレンドキーワード
採用における3つのトレンドキーワードは以下です。
1.通年採用
2.オンライン採用
3.クローズ採用。
この3つのキーワードは2年前くらいから徐々に言われ始めました。
また、今回のコロナということもあってさらに加速していっている、トレンド感になっていっています。
一つ一つの単語に対して、解説します。
〇通年採用とは
通年採用は、特に新卒採用においてトレンドとなっています。
年中採用活動を行っているという状況です。
今まで新卒採用と言えば、例えば、学生が大学3年生の3月に一括採用と言われる、一度に合同説明会を開始というような就職活動をしているケースが多かったです。
しかし、今は大学3年生の夏、もっと言えば、大学2年生、1年生のいつからでも就職活動をしても構わない、というような通年採用型の採用手法に変わってきています。
また、経団連の告知から考えても、そのような流れが出てきているのではないかと思います。
〇オンライン採用とは
二つ目はオンライン採用ということで、これも今は当たり前となってきています。
大学生の就活生の8割以上は、WEBを活用した採用活動をしているということになるので、WEBを活用した採用というのはもう当たり前化してきています。
だからこそリアルの重要性が問われてきています。
〇クローズ採用とは
年中採用を行っている状態になっているため、1対1でのコミュニケーションがさらに求められる時代になってきています。
通年採用、オンライン採用、クローズ採用というトレンドの中で自社の採用活動をどういうふうに、フィットさせていくのかというのが求められます。
〇時代変化における優位性の変化
このようなトレンドになると、企業における優位性がどの様に変わってくるかについてです。
今までは一括採用ということでどちらかといえばスケール感、つまり、学生をたくさん集められている会社が人気企業であったり、いい会社のように学生からは見られていました。
しかし、これからは機動力ということで、学生に対して求職者に対して密にコミュニケーションが取れているかどうか、ということが優位性となってきます。
そのため、採用担当者、人事担当者として密なコミュニケーションが必要になってきており、従来の動きとの違いを表にまとめました。
そのため、採用担当者、人事担当者として密なコミュニケーションが必要になってきており、従来の動きとの違いを表にまとめました。
このルーティン業務をいかに効率化、自動化し、時間を減らし、そして戦略的業務、つまり成果に直結する必要な業務に対して、できる限り充てられるか、というのが人事担当者には求められます。
応募者管理集計などいろいろな業務があると思うのですが、こういったルーティン化できる業務はできるだけ効率化、自動化する。
やはり密なコミュニケーションが重要ですので、応募者の面接や面接前のミーティングをしっかりする。
イベントコンテンツの企画などの成果に直結できる業務に、できる限り充てられるかどうかといったところが必要になってくるかと思います。
採用担当者の方は、本当にやることが多いですよね。
ぜひ、業務を効率化し、成果に繋がる採用活動に時間を割けるようになるといいですね。