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(グレートカンパニーレポート)

レンタル/介護サービス

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株式会社 ヤマシタコーポレーション 株式会社ヤマシタコーポレーション
設立:1963年3月6日
売上高:165億7千万円(2009年3月期)
所在地:〒422-8067  静岡県静岡市駿河区南町18-1サウスポット静岡7F
TEL:054-202-3333(代表)
従業員:約1600名(2009年9月30日)
事業内容:福祉用具レンタル・販売、住宅改修、居宅介護支援事業、テキスタイルレンタル、寝具リース、受託サービス事業、ダストコントロール商品(リースキン)のレンタル・販売
 

田中 晋也
田中 晋也
2010.11.03
■ この会社のスゴイところ

超高齢化を迎える日本において、シルバービジネスが注目されてはいるが、その成功例はまだそれほど多くはない。

今回は、福祉用具貸与業界においてリーディングカンパニーとして活躍しているヤマシタコーポレーションの代表取締役社長、山下一平氏にシルバービジネスにおける成功のポイント・注意点を伺った。
INTERVIEW
INTERVIEW
シルバービジネス最前線。福祉用具貸与業界で躍進を続ける「ヤマシタコーポレーション」(株式会社ヤマシタコーポレーション)
山下 一平 氏
株式会社 ヤマシタコーポレーション 代表取締役社長
株式会社ヤマシタコーポレーション 山下一平 様 INTERVIEW
■ シルバービジネスのターゲット 
「シルバービジネス」は、高齢者のみをターゲットにするという考えでは上手くいきません。我々の商品に関して言えば利用者様が、欲しいと言ってくることはほとんどないのです。

利用者様のケアプランを作成するケアマネージャーや、利用者様のご家族からの依頼によるレンタル・販売、という流れがほとんどです。

ですから福祉用具のイベントでお客様を集める場合、お年寄りのご両親を持つご家族様をターゲットにしたイベントにすると数多くの方がご来場していただけます。

また現在、要介護認定を受けた方の約3割が福祉用具をご利用されていますが、まだ商品の認知度が低いのが実態です。福祉用具は、利用者様やそのご家族、またヘルパーにとってとても役立つものです。

例えば、ベッドを変えることで、自分で食事ができるようになり、車椅子を利用することで、一人で外出できるようになるなど、利用者様の自立を促すキッカケとしても役立つものなのです。
株式会社ヤマシタコーポレーション
福祉用具は、利用者やその家族、ヘルパーにとってとても役立つ
■ シルバービジネスの商品力は提供形態、人材育成が鍵 
「シルバービジネス」は商品の提供形態を変えることでマーケットが拡大する可能性があります。福祉用具は介護保険制度が始まる前、給付か購入が基本でしたが、施行後に貸与に変わり、一気に拡大しました。

当社は介護保険以前から貸与という形態を取っていましたが、それは高齢者の方の場合、商品を購入後どれくらいの期間、使用できるのか分からないからです。

例えば数十万円もするベッドを購入したが、その1ヶ月後にはお亡くなりになられるといった場合があるのです。そのためレンタルという形態の方がお客様にとってメリットがあるのです。

現在ではレンタルが当たり前になり、競争が激化しています。当社では価格競争に巻き込まれないために、業界随一の360点の品揃え、商品の徹底した衛生管理、365日年中無休のサポートサービス、万全の訪問点検・モニタリングサービス等を実施して、差別化を図っていますが、中でも力を入れているのが人材育成です。

当社では利用者様へより良い商品を提供するため、また従業員のモチベーションアップを図るために研修強化や「ヤマシタテスト」というオリジナルのテストを始めました。

これは、福祉用具だけに限らず、医学一般、制度・倫理、介護・看護、マナー・心理といった従業員が現場で必要になる5分野に渡る試験を行い、上位200名の方を公表するというものです。

現在は、他社の方からもこのテストを受けたいというご要望をたくさん頂戴したため、「福祉用具専門相談員実力ランキングテスト実行委員会」が主催する「実力ランキングテスト」へと名前を変え、外部の人も受けられるようになっています。

「シルバービジネス」業界で仕事をしていく中では、高齢者を応援する気持ち・心は大事にしていかなくてはならないと考えています。

ただボランティアなってはいけない。お客様へ、より良い商品・サービスを提供し続けるためには、利益の確保できる体制を構築していくことも重要だと考えています。
株式会社ヤマシタコーポレーション ヤマシタテスト
「ヤマシタテスト」では、福祉用具に限らず、医学一般、制度・倫理、介護・看護、マナー・心理といった現場で必要になる5分野に渡る試験を行う
□■ コンサルタント田中晋也の視点 ■□ 
同社は、福祉用具を世の中に普及させれば、高齢者のため、世のため、人のためになると、「福祉用具の日」を設定されたり「オヤノコト・エキスポ」等、福祉用具の普及の為のイベントを開催。

また業界で働く人たちのレベルアップや、やる気を創出する「ヤマシタテスト」の開催するなど、福祉用具の啓蒙や業界全体の底上げにも貢献されています。

業界のリーディングカンパニーのあり方としても参考になる企業です。
 
 
 

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