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オフィスエイト株式会社

オフィスエイト株式会社 オフィスエイト株式会社
住宅ビジネス研究会 ローコスト住宅分科会会員

■所在地 : 茨城県水戸市千波町2067-8 大町プラザ102号
■創業 : 1998年6月
■17名従業員数 : 17名(2018月3月現在)
■年商 : 11億7,000万円

お話

鈴木 和也氏 オフィスエイト株式会社 
代表取締役 鈴木 和也
(すずき・かずや)
住宅ビジネス研究会 ローコスト住宅分科会 2017年MVP企業
【受賞理由】
水戸市にて「768万円~の超ローコスト住宅」専門店『ピーチ・ハウス』を立ち上げ、今まで家をあきらめていた層に住宅を提供。「すべての方にマイホームを」を合言葉に、1拠点で年間50棟契約、10億円の売上を達成。また、少数精鋭で残業なし経営を実現するなど、働き方・生産性・組織力という点で、モデル企業としてほかの会員にも大きな貢献をされました。

持ち家希望者を幸せにする超ローコスト住宅との出会い

「小さな家でも、中古住宅でも、買った人は喜んでいるんですよ」
超ローコスト住宅事業に参入したきっかけはその一言でした。茨城県水戸市にあるオフィスエイト株式会社は、かつてはお客様と二人三脚で理想の家づくりを実現するこだわりの注文住宅を事業の柱としていました。受注棟数は右肩上がりでしたが、受注後のオプション追加や、言った言わないのトラブルも発生していました。
「もしかしたらお客様に自分の理想を押し付けていたのかもしれません。もう一度、謙虚に考えてみようと思いました」
超ローコスト住宅に出会ったのは2012年。船井総研のセミナーに参加したことがきっかけでした。それまで注文住宅を手掛けてきたプライドから、超ローコスト住宅を始めることに迷いもあったという鈴木社長。船井総研のセミナーでゲスト講師をしていた企業へ自ら視察に赴き、視察中にもひっきりなしにお客様が来店される状況と、予想以上の住宅の品質「これならいける」という手ごたえを得て超ローコスト住宅事業を始めることを決意しました。
「注文住宅は利益率が低く、毎月月末は3、000万円ほどの債務が返せないということもありました。それに対し、超ローコスト住宅は粗利率30%を確保できるという話も魅力でした」


すべての持ち家希望者を幸せにする低価格・高品質な住宅

超ローコスト住宅事業のポイントは、専門店として商品を絞り込み、客層が標準化するところにありました。
超ローコスト住宅事業では、支払い・資金の不安から「私でも買えるの?」という方を、徹底的な金額訴求で集客します。幹線道路沿いに立つ『768万円』と大きく書かれたオレンジ色の看板を「最初は恥ずかしかった」という鈴木社長。それでもこの看板のおかげで水戸市では抜群の知名度を誇り、契約したお客様から「まさかここで家を買うとは」と笑いながら言われることもあるそうです。それでも戸建て住宅が欲しい若年層の来店が増えたことはオフィスエイトの経営理念である「すべての持ち家希望者を幸せにする」という言葉をまさに実現しているといえるでしょう。
しかし、いくら低価格といっても品質にはこだわります。「特にお客様が気にする水回りやフローリングの質にはこだわります」と語る鈴木社長。低価格でも高品質を維持できるポイントは、船井総研のセッティングで行われた原価検討会にありました。すでに超ローコスト住宅事業に参入した社長から提示された仕入れ価格は驚くほど低く、しかし確かな算出根拠があるものでした。この算出根拠を基に、鈴木社長も粘り強く業者と交渉し、ついに低価格で高品質な住宅ブランド『ピーチ・ハウス』の立ち上げを実現しました。
「付き合いが古い業者は信頼がおけるので施工で余計な手間もかかりません。しかし、安いだけで質の低い業者はシビアに判断します」

県庁所在地の水戸市でも交通量の多い国道沿いに本社兼店舗を構えるオフィスエイト。超ローコストブランド『ピーチ・ハウス』の看板は走行中の自動車からでもしっかりと目立って見える

苦労の末に実現した売上10億円目指すは地域一番店

今では4年連続売上10億円以上を達成するオフィスエイトですが、超ローコスト住宅事業参入当初は苦労が多かったようです。「スタッフも注文住宅へのプライドがあり、超ローコスト住宅事業の立ち上げは大反対を受けました。そして、多くのスタッフが会社を去っていきました」。そんな辛い状況にもかかわらず、鈴木社長が事業を推進したことには大きな理由がありました。
「当時は借入もできない状況でした。住宅会社がつぶれてしまうと、お客様の案件を飛ばしてしまうことになります。例えば基礎工事までしか終わっていない段階で住宅会社が倒産し、お客様には多額のローンが残ってしまったという話も住宅業界にはよくあります。それだけは絶対に許せませんでした」。このお客様への強い思いが、ピーチ・ハウスを成功に導きました。
しかし、それだけではありません。「お客様はもちろんですが、従業員にもとにかく喜んでもらえることを目指しています」。現在、同社で働く社員は、ピーチ・ハウス立ち上げ以降に入社した若手が中心です。それにもかかわらず、残業はほとんど発生していません。超ローコスト住宅参入により、商品や業務が標準化されたことで、会社全体で高い生産性を発揮し、残業のない働きやすい環境が実現しています。
4年連続で売上10億円を達成した鈴木社長は「販売棟数や売上はお客様からの評価の証だと考えています」と語ります。最終的には地域ナンバーワン、年間受注100棟を目標としている同社。超ローコストながら質の高い仕事にこだわるその姿勢は、お客様から高い評価を受け続けるでしょう。

コンサルタントも交えた営業会議での表情はまさに真剣そのもの。
自社の数値や全国の事例を基に、目標達成に向けた施策や営業戦略を即時に判断する

担当コンサルタント 日野 信(ひの・まこと)より

日野 信

同社が展開する茨城県水戸市は、住宅市場における「激戦区」といえるエリアです。にもかかわらず、あらゆる媒体を通して「地域で1番目立つこと」に徹底したことで、今では毎日のようにお客様より問合せが来ます。
ピーチ・ハウス立ち上げ前に集客に苦しんだ経験を持つ同社にとっては【お客様と出会える】ことが何よりの喜びであるとおっしゃいます。
また「価格を上げずに、いかに品質を上げるか」というテーマに常に向き合っておられ、その企業努力からなる商品力の高さから顧客満足度もとても高いです。近年では「紹介」からの受注件数も大幅に増えています。 。
《プロフィール》
船井総合研究所に入社後、一貫して住宅ビジネスのコンサルティングに従事。若手ながら全国の社長より高い信頼を得ている。現在は超ローコスト住宅事業を中心に、デジタルとアナログを組み合わせた住宅会社のマーケティングコンサルティングを提供している。



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