明日のグレートカンパニーを創る 株式会社 船井総合研究所

無料経営相談 0120-958-270 (平日 9:00-18:00)

文字サイズ
標準
拡大

対談集

プラス会員様限定

飲食



二杉:自社の強みとして寿司職人を挙げられましたが、職人さんというと頑固だったり気難しいイメージを持つ方が多いと思います。そのような従業員の方へは、どのように伝えられたのでしょうか。

中野里社長:気難しそうな板前さんはお客様のニーズに反します。ただ握るだけの腕自慢の板前のままではいけないので、接客も対応も含めた定義意識をまず変えていく必要がありました。そこで大事にしたのが一対一のコミュニケーションです。全社員と面談をするようになりました。すると、気難しいなと思っていた職人さんも、実は積極的に話しかけることが苦手なだけなんだということがわかってきました。自分から心を開いて話しかけていくことで、彼らも心をひらいてくれて、ものすごくいい関係が築けていけたのです。

二杉:向き合うということを選択されたわけですね。

中野里社長:そうですね。

二杉:先ほど自分たちの長所や強みをもう一度見つめ直したというお話がありましたが、他の寿司屋との住み分けや立地といった人的資源以外の部分を詳しくお話いただけますか?

中野里社長:はい。かつては郊外エリアの商業施設などにもお店がありました。市川市だったのですが、そこは家族連れが多く、小さなお子さんには回転寿司の方がニーズに合うんです。職人がいる寿司屋のニーズがとても少ないので、都心の駅前の商業施設へと移転しました。郊外店舗と都心店舗では広さも職人数もほぼ同じでしたが、売り上げは3倍近く上がりました。そういうスクラップアンドビルドのような、よりニーズの高い場所へ移転していく作業を、この10年間やってきました。

二杉:自分たちの長所とか、自分たちが生きる場所を再定義して、選択と集中を図ったということですね。

中野里社長:そうですね。


人材育成には特に力を入れている。職人として成長実感が得られれば、離職率は自然と低くなる。

リーマンショックで売上2割減

二杉:社長とお付き合いが始まったのは、ちょうどリーマンショックがあって日本全体の消費が冷え込んだ頃でしたね。

中野里社長:はい。リーマンショックでは売り上げが2割下がりました。この2割のお客様はどこへ消えてしまったのかと、いろいろと偵察に行っていました。そしたら、寿司屋がやるようなきれいなお刺身ではなく、ざっくりとブツ切りでドカッと盛って、みんなが刺身を自由に突きながら食べられるお店にお客様が溢れかえっていたんです。いつの間にか、寿司屋が時代のニーズからズレていたんだとわかりました。そこで方向転換を思いついたのですが、寿司屋らしさを残しながら、どういう方向性でいったらいいか悩んでいた時に、二杉さんと出会いまして。

全文(続き)をお読みになるには、ログインをお願い致します。

ログイン
<初めての方へ>
全文(続き)をお読みになるには、FUNAI メンバーズPlus(フナイメンバーズプラス)へのご入会が必要です。
初めての方は、最大3ヶ月無料のお試し入会をご利用いただけます。
  • FUNAIメンバーズPlusとは・・・?
  • 今すぐ本登録(3,000円 税抜)する
  • 今すぐお試し登録(最大3ヶ月無料)する
メルマガタイトル