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| 岡 聡 |
| 2010.06.09 |
■ この会社のスゴイところ
「月曜日から日曜日まで、毎日300円で女の子が楽しめるお店」として、関西を中心に女子中高生に大人気の雑貨店。
雑誌などのメディアにも紹介されるお店は女の子がワクワクドキドキするカラフルさと品揃え。
300円のワンプライスというのも受けている。
従業員359名中、354名が女性という同社のヒミツを探る。 |
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| 小売業の女性活用成功事例 〜359名中354名が女性従業員の300円ショップが業績好調な理由(株式会社三日月百子) |
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| 物河 昭 氏 |
| 株式会社 三日月百子 代表取締役 |
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カラフルな雑貨や小物で埋め尽くされる店内。女の子たちが目をキラキラさせながら商品を手にとっている。
設立当初、もともと女の子向けファンシー文具などを扱っていた物河社長は、当時女子中高生の間で流行していた300円のプリクラに目をつけた。
彼女たちにとって無理のない価格にヒントを得、「すべてのものが300円で買える夢のようなお店を作ろう」という想いでできたのが、三日月百子である。
ターゲットを女性に絞るだけでなく、従業員も98%が女性である。創業当初から、スタッフを募集した際に応募してきたのがたまたま女性ばかりだった。特に支障も不満もなく、社長の想いを素直に受け止め、細かなことにも忠実にこつこつとこなしていく彼女たちに信頼と自信を得た。
物河社長は「立場が人をつくる」という信念のもと、21歳であってもアルバイト入社であっても、新店舗の店長という立場を与える。
大好きな雑貨に囲まれて仕事ができるのだから頑張ろうと、一生懸命頑張れるフィールドを与えている。その結果が10年間で70店舗もの店舗展開につながったのだと物河社長は語る。
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| 「三日月百子」店内の様子。女の子向けのファンシー雑貨がすべて300円のワンプライスで購入できる |
全店舗で共通して守っていることは、朝の開店前に本社への電話報告をいれること。「お店に入りました、整理整頓清掃、補充発注、声だし頑張ります」これを実行することだ。
女性ならではの強みが生きたエピソードがあるという。
「4〜5年一緒に買い付けをやっていた女性バイヤーがいました。仕入れミスや数字のトラブルを乗り越えながらやっていく中で、ある時期にその女性社員が、『社長、私見えました!』という言いだしたのです。
『もう三日月百子の仕入れは見えましたので、1年間口出ししないでください!』と、ものすごく自信満々で言われたんです。数字的な裏づけまったくなく、おそらく右脳といいますか、感覚的に掴んだのでしょう。
以来一年間は、はまったように、いい物をどんどん仕入れてきますし、またそれが売れていくようになったのです。この感覚は、以前勤めていたメーカー時代の男性社員からはなかったですね。」
オリジナル商品の開発には、彼女らの意見を反映させる。Tシャツのデザインや色などに、感性とアイディアが生かされている。お客様と共に従業員もワクワクさせる、物河社長のモチベーションアップの仕組みである。
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| 三日月百子の商品の例。女性従業員の感性とアイディアが生かされている |
また、三日月百子の社員はすべてアルバイトからの登用。店舗でのアルバイトとして1年間勤務すると、契約社員への採用試験がある。契約社員で1年間勤務すれば、社員への採用試験がある。
仕事を通じて三日月百子のコンセプトや仕事の形を理解してもらい、お互いに信頼し合える形での社員登用のため、寿退社以外での退職者はほとんどいないという。
社員満足にも余念がない。仕事のあとに一緒に食事にいったりカラオケに行ったり、誕生日にはわざわざ店舗まで出向いてプレゼントを渡したり。今では従業員の増加で全員というわけにはいかないが、女の子が喜ぶことを一緒に楽しみ、共感しあっている。
慰安旅行として、社員全員で海外に行っている。実は、昨年、一昨年は慰安旅行に行けていないのだが、これ彼女たちに火をつけているという。
旅行に行けた年は業績がよくて、誉められたという共通認識を持つようになった。行けていないということは、自分たちのふがいなさだ、と。社員から、「今年は、慰安旅行に行きたいですね!」と意欲を見せてくれるという。
女性はいくつになっても「かわいい」という表現で物を買う。年齢を問わず、従業員とお客様が共にニコニコと、幸せになれるお店を展開したいという。
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| 株式会社三日月百子 代表取締役 物河昭氏(写真中央)とスタッフの皆さん |
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