東北企業の持続的成長を支える経営者コミュニティが始動
~船井総合研究所と 七十七リサーチ&コンサルティングが「77R&C経営研究会」を仙台で開催~
株式会社船井総合研究所は、七十七リサーチ&コンサルティング株式会社が主催する「77R&C経営研究会」の運営を共同で行い、7月10日に第1回経営研究会を開催いたしました。本研究会は、東北の地域経済を牽引していく企業経営者を対象に、継続的な学びと実践の機会を提供する経営者コミュニティとして始動したものです。
本取り組みの背景には、地域に根差す中核企業の創出が、地方経済の持続的な発展においてますます重要になっていることがあります。経済産業省では「100億企業」の創出を重要な政策テーマとして掲げておりますが、売上高
100
億円を超える企業は、収益性や信用力、雇用力の面で地域経済に大きなインパクトをもたらす一方、その成長過程では、既存ビジネスモデルからの転換、経営チームの構築、現状維持からの脱却、経営者の意思決定の変化など、複合的な課題への対応が求められます。こうした課題に対して、単発の勉強会ではなく、中長期で企業成長を支える継続型の場が必要であるという考えから、本研究会は企画されました。
第1回研究会では、「100億」という数字を単なる売上目標として捉えるのではなく、事業のつくり方、人材の育て方、意思決定の基準、組織の動き方そのものを変えていく“次のステージへの転換点”として位置づけ、企業成長に向けた視座の引き上げを図りました。参加者に対しては、未来から逆算して経営を設計する発想や、自社独自の成長ロードマップを描く視点、そして地域の中で高い志を持つ経営者同士が互いに刺激を受けながら成長していくコミュニティの意義が共有されました。
当日は、船井総合研究所による企業成長に向けた計画づくりに関する講座、ゲスト企業による講演、参加者同士の実践事例共有を交えての情報交換会が実施されました。一方向の情報提供にとどまらず、参加者が自社の課題や構想を持ち寄り、他者の実践から学び、自社での具体的な行動につなげていく構成としたことで、実践性の高い研究会としての第一歩となりました。
ゲスト講演では、株式会社テクノア 代表取締役 山﨑耕治氏が「『日本でいちばん大切にしたい会社』大賞企業に学ぶ、社員が辞めずに育つ組織づくり~人材流動の激しいIT業界で証明された、『人を大切にする』経営の極意~」をテーマに登壇しました。企業の持続的成長には経営者が「強さと優しさを兼ね備えること」が重要であると示されました。特に、有事の際にも社員とその家族の生活を守るための強固な財務基盤(キャッシュ)の構築や、社員が自発的に動く組織風土づくりが不可欠であると言及がありました。さらに、60歳での社長引退を公言して次世代育成に挑むなど、経営者が目指すべき「未来の計画(ゴール)」を先に取り、そこから逆算して今を構築していくバックキャスト経営の実践プロセスがリアルな視点で語られました。
本研究会の大きな特長は、同じ志を持つ経営者が継続的に集い、学びと実践を往復しながら、自社の成長課題に向き合える点にあります。参加者同士が事例や課題を率直に共有し、本気で助言し合う関係性を築くことで、単なる知識習得にとどまらない、視座の向上と行動変容を促す場となります。こうした経営者コミュニティは、個社の成長を支えるだけでなく、新たな連携や事業機会の創出を通じて、地域経済全体の活性化にもつながる可能性を持っています。
今回の取り組みは、東北地域企業の経営課題に向き合ってきた七十七リサーチ&コンサルティング株式会社と、多様な経営研究会の企画・運営を通じて全国の経営者コミュニティ形成を支援してきた船井総合研究所が、それぞれの強みを掛け合わせて実現したものです。地域金融機関グループのネットワークと、船井総合研究所の経営支援ノウハウ、研究会運営の知見を組み合わせることで、地域の中核企業創出を見据えた継続的な成長支援モデルを具体化しました。
船井総合研究所は今後も、地域金融機関をはじめ、自治体、官公庁、政府系団体、各種支援機関と連携しながら、地域企業の持続的成長を後押しする研究会や経営者コミュニティ、育成プログラムの企画・運営を支援してまいります。
