船井総研で経営コンサルタント歴37年、国内・海外の多数の企業事例を研究してきた三浦康志が、日頃発見し勉強した、経営のヒント・マーケティングのアイデア・企業としてのあり方を、短文にまとめて毎朝配信します。
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※配信日：月～金曜（日曜・祝日の配信はありません）
【こんな方にお勧め】
・全ての中小企業経営者
・国内・海外の企業事例を知りたい方
・幅広い業種の成功事例を知り、自社の経営に活かしたい方
日刊ミウラレポート
メールマガジンの例
【無意識の子供への干渉】
ランドセルのセイバンが公開している
「ランドセル選びドキュメンタリー篇」
という動画は、親の子供への無意識の干渉
ということを考えさせられる素晴らしい動画です。
セイバンの直営店で未就学児に
ランドセルを選んでもらいます。
親は別室でその様子を観ます。
どんな色、デザインのランドセルを選ぶかを
親には事前に想像してもらいます。
子供の選択は、ほぼ親の予想に合致したものです。
しかし、この選択は、子どもに
「親が選んでほしそうなものを選んでほしい」
と伝えたうえでの選択だったのです。
その種明かしをした後に、もう一度子供に
ランドセルを選んでもらいます。
今度は、自分が本当に欲しいランドセルです。
一度目と二度目の選択は全く違うものです。
親はそれを観て驚きます。
我が子にそのような好みがあったことを
初めて知る親も多くいます。
黒を選ぶだろうと予想した親の男の子が
本当に欲しいランドセルはピンクです。
きれいな青色を選ぶ女の子もいます。
多くの親は、この結果を見て
二つのことに気づいたと思います。
知らず知らずのうちに子供に干渉して、
親の考えや思想を子供に
押し付けているのではないか、ということにです。
もう一つは、６歳の我が子は素晴らしい感性と
個性を持っているということです。
誰を真似するわけでも、誰の意見に影響されることなく、
自分の考えをしっかり持っているということです。
セイバンがこの動画で伝えたいのは
そのことだと思います。
その結果、様々な色とデザインが揃う
セイバンのランドセルが評価されることを
意図しているのだと思います。
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