【動物病院業界】時流予測レポート2024 ～今後の見通し・業界動向・トレンド～

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動物病院業界の市場を解説

2023年は飼育頭数減少の影響が本格的に病院経営に影響を及ぼした1年でした。弊社会員様においては、すべての層において売上の昨対比を超えることができましたが、高いシェアを誇る大規模病院の層において、過去５年間で初めて、外来数が昨年対比を割り込む結果となってしまいました。これは、大規模病院ほど頭数減少の影響を大きく受けることが原因として挙げられます。そして、新患数の昨対比においても初めて前年を割り込む形となった層もあり、頭数減少の影響が経営数値に現れています。

また、2024年は、頭数現象のほかにも、①「専門医療・高度医療に対するニーズがより高まり」や、②「承継者不足による企業病院・大型病院の増加」が予測されます。①においては、ペットの家族化が進行している背景から、特に慢性疾患や命に係わる疾患では、より専門的な知識や経験、スキルを持った獣医師のニーズが高まることが予想されます。②については、承継者不在という課題に直面している動物病院が増加を原因として、M&Aの動きが加速しており、グループ化により、個人の動物病院は教育面や条件面でディスアドバンテージとなる可能性は高いと考えられます。

本レポートでは、上記のような、動物病院業界の市場を生き残るために具体的に実施するべき取り組みを解説しております。実際の事例もご紹介しますので、ぜひご覧ください。