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リサイクルビジネスコラム


立地を見直そう



リサイクル業界も成長期から成熟期を迎え、集客力が店舗の差別化要素になってきています。競合店が増えお店のレベルが上がる中、最大の差別化要素は「立地」です。これからは、改めて立地選定について検証する必要があると感じています。オーバーストア時代に突入したリサイクル業界で、これからはお客様が利用しやすい、便利な立地にあるお店に人は集まります。

競合店が少なくお客様がリサイクルショップを探して来てくださる時代は少々立地が悪くても集客できていました。しかし、私のお付き合い先でも目立たない立地のお店は、極端に集客が落ちています。店前の通行量が極端に少なく集客数が前年の30%以上落ちている店舗については移転を検討することも必要です。

立地選びの優先順位は周辺の人口です。競合店が増えてくると、お客様は自宅に近いお店を選びます。同じようなお店がある場合、わざわざ時間をかけてお店に行くことはありません。ですから、店舗近隣の人口密度が重要になります。

大体お客様は自宅から15分圏内で行けるお店にしか行きません。行動範囲は都会にいけばいくほど短くなり首都圏では自宅から10分以内の範囲で行動します。

行動範囲とは徒歩で10~15分、自転車で10~15分、自動車で10~15分で行ける距離です。この範囲に住んでいる人が多ければ多いほど良い立地です。

商圏範囲は坪数(店舗規模)によっても異なります。100坪以下のお店は遠くから人を呼ぶことは難しく、より地域密着した店づくりが必要です。(表1参照)

10万人の商圏なら6億円の市場

タウンページでみると2008年のリサイクル店は全国で約1万店。1億3千万人の日本の人口当たりで計算すると、1万3千人に1店舗の割合で存在します。簡単に計算すると10万人商圏で約10店舗の競合店があることになります。私の経験でも10万人商圏で200坪以上の大型店は平均で3店舗。10万人商圏で大型店が3店舗以下のところは比較的競合店が少ない地域です。

逆に3店舗以上の地域は競合の激しい地域と考えていいでしょう。商圏人口と一人当たりの消費支出金額約7500円をかけると地域の市場規模になります。10万人商圏なら7.5億円の総合リサイクルの市場規模です。競合店の坪数から売上予測が可能であり、市場規模以上に店舗が存在する地域は競合店からシェアを奪う工夫が必要になります。
(表2 表3参照)





交通量が多いのに来店数が少ないのは?


次に大事な集客要素は店前の通行量です。店前通行量が営業時間内に車で1万台以上ある立地は良い立地。1万台の内60%以上が地域の人の自家用車であることが重要です。


幹線道路で通行量は十分なのに来店数の少ないお店の通行量調査をするとほとんどがダンプやトラックという商業車です。生活用品を主に販売するリサイクル店の出店地は生活者が主に利用する生活道路沿いが理想です。


また、店内への出入りのしやすさや店前の道路の状況、目立つ看板があるかは、非常に重要な立地ポイントになります。


とはいっても簡単に移転するのは難しく、不利な立地にある店舗は固定客へのアプローチを強化することと超地域密着(お店から5分圏内)のお客様へのチラシ訴求や立て看板設置などで集客することです。


これからは立地要素が非常に重要になることを理解して、今後の出店や移転に際しては10年以上もつ立地への出店を意識することが必要です。



文・・・野田 芳成 (ノダ ヨシナリ)
【参考:リサイクル通信

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株式会社船井総合研究所 リサイクルビジネス支援チーム 野田 芳成(ノダ ヨシナリ) 【担当コンサルタント】
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野田 芳成(ノダ ヨシナリ)

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