リサイクルショップの業績向上には商品の買取が命です。理由は単純で、リサイクルショップでは、お客様の買取がなければ、売る商品がありません。いくら販売力があっても商品がなければ売れません。外部の業者から仕入れることもできますが、その場合は当然コストがかかります。利益を上げる為には、買取りがとても重要となってくるのです。
買取が命である以上、マーケティングや経営は買取を増やすことを中心に展開させていかなくてはなりません。チラシも買取がメインのチラシを作り、売り場でも、買い取りたい商品に高値をつけて店舗の一番目立つ場所に陳列するなどし、買い取りを増やす工夫を考えていく事が重要となってきます。
リサイクルショップ業界では、一番店と二番店との差が通常の小売業よりつきやすいと言われています。理由は、通常の小売業であれば、一番店でも二番店でも扱う商品は、特別なものでない限り同じモノを問屋で仕入れることが可能ですが、リサイクルショップは持ち込まれる商品の状態がひとつひとつ違うため、基本的には同じものを仕入れることができません。このため、一番店と二番店で仕入れ(買い取り)に差がつけば、販売品の品数や質で差がつき、余計にその差が広がってしまうのです。
今後景気低迷が続くと、更にお客様の心理として一番店に
集中する傾向があります。地域で一番店を目指す事が勝ち残るキーとなってくると考えられます。一番店になるためにも買取りが重要な要素なのです。
「アルバイトでも出来る値つけシステム」
買取が命という事は前述の通リですが、その買取り後の値つけもまた重要な要素で値つけの判断を誤るとすぐに売上に影響してきます。そんな重要な値つけ作業には、経験や勘が頼りになり、今までは、ベテラン社員でないと値つけが難しいという現状がありました。私はそこで、この値つけをアルバイトでも出来るように“値つけ早見表”というツールを作成しました。
この“値つけ早見表”とは、店頭で販売する値段とその商品が売られるまでの想定される在庫期間から、買取金額が一目でわかる表です。私は船井総研の価格帯の考え方を応用し、この“値つけ早見表”の作成に取り組みました。まず店頭で、いくらで売れる商品かを決め、それがどれくらいの日数で売れるかを予想し、いくらで買い取るべきかを判断します。
値つけは、それまで難しいテーマだったのですが、誰でもできる仕組みにマニュアル化することで、従業員の増加や店舗の拡大、異業種からの参入を可能としました。マニュアル化によって従業員の戦力化が早まれば、中核社員がより経営管理的な仕事に専念でき、会社全体の効率を向上させることができるのです。
(※値つけ早見表の詳しい内容は福本主催のセミナーでご紹介させていただいております。ぜひご参加下さい。
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文・・・福本 晃(フクモト アキラ)
【参考:リサイクル通信】
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