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リサイクルビジネスコラム


リサイクルショップ売上アップ成功ノウハウレポート



物価上昇!はリサイクルショップ成長のチャンス!

 今年の8月から、石油価格の急上昇から物価上昇局面に日本(世界)の経済が転換しました。これまでは「物価が下がる」デフレ経済でしたが、これからは商品の価格が相対的に上がるインフレ経済へと180度の大転換すると思われます。物価上昇と景気の低迷で消費は落ち込むといわれますが、ある意味、この不景気でリサイクルショップが成長するチャンスがきたのです。

これから3年が正念場!綿密なシュミレーションを。

 この8月から明らかに消費は低迷しています。お付き合い先の話しを聞いていても、8月は売上が伸びなかったようです。最近、お付き合い先の社長様に、「これから3年間はモノが売れない、でもコストUPする」という最悪のシナリオを想定して、既存のビジネスで売上10%減の事業計画をシミレーションしてみてくださいと、言っています。ある会社では、売上で10%減すると、80%の店舗が赤字です。そのうちの50%がコスト改善で黒字化するのですが、60%のお店が赤字に転落してしまうという結果になりました(今、経常利益で売上の10%以上残っていないところは赤字になります。現実の売上減は5%くらいと思いますが、それでもあなたの会社は利益が残りますか?)。これからは売上が落ち込んでも、利益の出るローコストオペレーションの実践に真剣に取り組まないと50%くらいのお店が厳しい状況に追い込まれる可能性があります。そのためにも

(1)店舗の整理・整頓
(2)スタッフの仕事効率のUP
(3) 品出しのスピード化
(4) 在庫回転率のUP
など、人やモノを節約して、現金を速く回す手法に力を入れていかなければいけません。

  景気が悪化すると銀行の融資が厳しくなり、資金繰りが勝負を決めますので、ここ3年間で店舗が増えて(5店舗以上運営している会社は要注意!)1ヶ月の販売・管理費が膨らんだ会社は

(1)事業計画書
(2)資金繰り表
(3) 月次試算表

これらの表 づくりをきっちりとしておかなければ、突然の資金ショートに悩まされる可能性が高いでしょう。よく言われることですが、貸借対照表の「現金預金」項目で、常に売上の1ヶ月、理想では3ヶ月分の現預金を持っていることが安心して経営できる範囲です。といっても中小企業で現預金を月商1~3ヶ月持っているところは少ないと思います。まずは「1ヶ月分の販売・管理費」の現預金を最低限は確保してください(現金預金を減らさない!経費が増えれば現預金もその分積み増すのが条件です)。

中古品の買得感UPには、価格調査が必須

 厳しい話しをしましたが、物価の上昇と不景気はリサイクルショップにとっては成長のチャンスです。リサイクル業界は景気が低迷した時に大きな成長をしています。1995年から、ハードオフやブックオフなど現在の大手企業が急成長してきました。この時期はバブル崩壊後、本格的な景気低迷期に入った時期です。
 逆に2005年から、総合リサイクル業の成長は鈍化していましたが、その主な要因はデフレに起因する「新品価格の下落」です。よく、家電品などでいわれたのですが、「テレビなど新品のほうが中古品より安い!」という現象がありました。デフレ期は新品価格の下落で中古と新品の「価格差」が、以前よりもなくなったために中古品の「お買い得感」が損なわれていたからです。物価が上昇すると「新品の価格が上がり」中古品との価格差が認知されてきます。さらに不景気で消費者の購買力が落ちると「少しでも安いもの」を求め「中古品の買い得感」が増してきます。
 価格は敏感に調査してください。そのために有力小売専門店の店頭チェックを欠かさないことをオススメします。わたしは

(1) 家具はニトリさん
(2) 家電はヤマダ電機
(3) 雑貨はドン・キホーテ
(4) 衣料品はユニクロ、しまむらさん
をチェックするようにしています。


  世の中が不景気といわれる時期にやるべきことはあります。ただし、好景気とは反対の施策が多いことに注意してください。主なものを表に掲載しています。景気低迷期は「シェアUP」「優秀な人材の採用」など、守りと攻めの経営を心がけて着々と地盤を固めたいものです。

■ 今何をするかで、差がつく!! 好景気と不景気の施策の違いをチェック

好景気
不景気
好景気時には新しい業態の認知に力を入れる
不景気時は新業態の参入チャンス!ディスカウンターで参入し、次の好景気で専門大店として認知される
客単価はUPしても良い
→売上20~30%UPを目標に
客単価ダウンが客志向である。
→客数20~30%UPを目標に
本業にまい進すべし
新規事業に参入すべし
ファイナンス力を強める(無理に競合を叩こうとしても好況では不可能である)
ドミナント形成のチャンス(不況期こそ競合を叩くチャンス)
客単価UPに伴い、新しく売れ出す商品が登場する
客単価ダウンによって、急に売れなくなる商品が登場する
客単価UPに伴い、急に売れなくなる商品が登場する
客単価ダウンによって、新しく売れ出す商品が登場する
新しい商品の開発を
新しい販促商品の開発を(販促の価格帯も下降するので、より低単価の販促商材の開発が必要となる)
店売りの充実
ディスカウント催事&固定客催事の充実
ストアロイヤリティ訴求企画は、この時期にしっかりやっておく
→一流化のチャンス(一体化のチャンス)
ディスカウント訴求チラシを優先させるべし
→一番化のチャンス(二流でも一番になれる)
一番化の安定
→(つきの原理に基づく)独自固有の長所確立期
売上逆転(下克上)のチャンス
→原理原則に基づく独自固有の創造
チラシ代は増やしていく
チラシ代は減らしていく
オーナーは部下に贅沢を見せても許される
オーナーは社員に贅沢を見せてはいけない
求人難(良い人材は集まりにくい)
→人材の育成に当たれ(育成強化)
就職難(良い人材は集まりやすい)
→人材の採用にあたれ(採用強化)
増収体質へのチャンス
増益体質へのチャンス(高収益率社風への挑戦)
独自性の追求(何かで独自性を)
→相対的安さの追求
価格訴求の追求(価格で独自を)
→絶対的安さの追求


文・・・野田 芳成(ノダ ヨシナリ)
【参考:リサイクル通信


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