モデル企業ルポ
(グレートカンパニーレポート)

印刷/EC・通販

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平林印刷 株式会社 平林印刷 株式会社
創業: 1910年
資本金: 2,000万円
所在地: 福井県福井市長本町220-1番地
東京営業所: 東京都千代田区内神田2-3-10 東ビル2F
大阪営業所: 大阪府大阪市北区堂島2-1-27 桜橋千代田ビル4F
事業内容: 印刷業務(企画・制作・印刷)/販促企画提案

グループ会社:
岩邊 久幸
岩邊 久幸
2012.04.10
■ この会社のスゴイところ

従来からの印刷業に加え、販促ノベルティ商品の展開で飛躍的に売り上げを伸ばす。

WEB通販サイトと、3拠点の営業部門、福井の業務部門を完全分業化。リアル×バーチャル、アナログ×デジタル戦略で、多様なお客様のニーズに応え、年商20億円に迫る成長を遂げている。
INTERVIEW
INTERVIEW
販促ノベルティサイトを入口に東阪営業部隊が深堀りする営業モデル。IT力と人間力で年商20億円の印刷会社(平林印刷 株式会社)
平林 満 氏
平林印刷 株式会社 代表取締役
平林印刷 株式会社 代表取締役 平林 満 様 INTERVIEW
■ 販促ノベルティグッズ展開は「うちわ」から 
創業100年を迎えた福井県の印刷会社。平林社長は、価格競争からの脱却を思案していた。ある日、PRのために街頭で配るうちわを作りたいと相談を受ける。打ち合わせを重ね、うちわとDMをドッキングさせるという商品を開発。季節性のある高付加価値DMは効果抜群であった。

平林社長はすぐさまこれを商品パッケージ化し、印刷会社や広告代理店に提案すると、大きな反響を得た。通常の印刷会社は、売れる可能性を秘めつつもこうした特殊商品の製作を避ける傾向にあった。いわば空白マーケットだった。

同様の理由で、自社の印刷技術を活かし展開していた販促ノベルティグッズ総合サイト「販促花子」から「うちわ」商材のみを切り出した単品通販サイトを開設した。「販促用うちわ」に絞ることでダイレクトに訴求でき、商品と価格を明記すればたちまち全国から注文が相次いだ。

また、季節を問わず対応できる商材として、カレンダー、タオル、クリアファイル、メモ・ふせん、のぼり、ティッシュの単品サイトを併せて開設した。品揃えを充実させ、常に魅力的な商品を提案するため、仕入れバイヤーを3名から7名に増員、毎日アイテム数を増幅させている。
平林印刷株式会社 販促ノベルティグッズ
平林印刷株式会社の商品 販促ノベルティグッズ
■ 専門セクションと相互連携のしくみ 
WEB通販サイトとともに重要視しているのが、昔ながらの営業スタイルだ。WEBを入り口に取引のあった顧客はリスト化し、アプローチをかけることでさらなる取引につながる。

顧客からのさらなるプラスアルファの要望や相談は、東京・大阪・福井の3拠点に配置している営業部隊がフォローしている。訪問営業を徹底し、顧客ごとのニーズをかなえることで顧客満足も単価も上げることができるのだ。

また、同社の特徴的な仕組みの一つに、福井本社に配置するコールセンターがある。顧客のニーズにあわせた、きめ細やかな商品提案はもちろん、外回りの営業から瞬時に伝達された顧客用件をもとに、見積り作成・顧客への提案を一手に引き受けている。

「対応の速さにこだわっている」と平林社長は言う。営業は帰社して見積りを作成するよりも、常に顧客とフェイストゥフェイスでニーズを伺うことに徹する。

ロケーションにも理由があり、営業部隊はマーケットの大きい都市に、コールセンターなどの業務部門は福井本社に配置することで、人件費の大きなコストパフォーマンスにもつながっている。完全に分業した相互部門が連携しあって、お客様への親身な対応と利便性を両立させている。
販促ノベルティグッズ 販促花子 うちわダイレクト
(左)販促ノベルティグッズ総合サイト「販促花子」
(右)「うちわ」商材のみを扱う単品通販サイト「うちわダイレクト」。他にも、「カレンダー」、「タオル」など単品通販サイトを多数展開している
■ 一体化でお客様のあらゆる悩みを解消する 
拠点間、セクションごとのスムーズな連携のために、さまざまな施策を行っている。すべてオフィスは仕切りのないオープンフロア。テレビモニターを設置し、常に各拠点がどのように動いているのかを見られるようにする。

離れた拠点同士での密な打ち合わせが必要な部署にはテレビ電話を活用し、隣同士で顔をあわせて仕事をしている環境に近づけている。

また、セクション内では1週間ごとにランダムに席替えを行う。コミュニケーションの偏りをなくし、常に整理整頓を図る狙いだ。

社長や役員は従業員を同じ机を並べ、壁のカレンダーには従業員の誕生日を記載し、コミュニケーションを活性化する。社長との飲み会は積極的に企画されるなど、一体化にも力を入れている。

平林社長は社員に語っている一つに、「お客様のお手伝いをしよう」という考え方がある。

お客様の困っていること、二の足を踏まれていることはなんでも引き受けよう。一人でモノを売りに行こうと思うと辛いこともあるが、お客様を会社全員で助けていると思えば自然に体は動くのだという。

手段は一つではない。デジタルの効率性とアナログの親身法を掛け合わせた戦略が、創業100年を迎えた同社の強みとなって新たな時代を築いてゆく。
平林印刷株式会社
(左)拠点間のスムーズな連携を図るためテレビモニターを設置。(中央)壁のカレンダーには従業員の誕生日が記載されている。(右)積極的に企画される飲み会
■ スタッフの声 
うちわなどの単品ダイレクトサイトを運営管理する
堀江 麻衣さん

任命されたときはとても不安でしたが、リピートのしくみや繁閑期の対応など、とにかく考えながらチャレンジすることで、自分なりにノウハウを構築することができました。数字が達成できたことは、とても嬉しかったです。

この成功ノウハウを活かして、もっとコミュニケーションをとりながらお客様のニーズをつかんでいきたいです。
平林印刷株式会社 堀江麻衣さん
平林印刷株式会社 堀江 麻衣さん
□■ コンサルタント岩邊久幸の視点 ■□ 
平林印刷株式会社の成功のポイントは、同社の強みである営業力を活かし、受注現場にいる時間を最大化させていることです。

ノベルティ総合サイト「販促花子」やノベルティ単品ウェブサイトで販売先を広げ、人間力でのフォロー、業務部門の専門化といった巧みな営業手法のミックスが、印刷業界のモデルであるといえます。
 
●● お知らせ ●●
 
 
なぜ景気が悪くても、単品絞り込みダイレクトマーケティングで成長することができるのか?
 
「単品絞り込みダイレクトマーケティング戦略」のビジネスモデルを実現している、平林印刷株式会社 代表取締役 平林 満氏にゲスト講師として講演して頂きます。
 
<日程>
2012年5月21日(月)13:00~17:00 福岡県 ホテルセントラーザ博多 (JR博多駅「筑紫口」より徒歩1分)
2012年5月22日(火)13:00~17:00 大阪府 株式会社船井総合研究所 大阪本社

▽お問合せ・お申込み▽
TEL:0120-945-660(平日9:30~18:00 トノウチ) ※お申込みはこちら

 
 
● 岩邊久幸が主宰する 「広告・メディアビジネス経営研究会」 ※無料お試し参加受付中

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