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コンサルティング成功事例
地域ブログを立ち上げ、地域活性化と業績アップに成功した工務店(子育て世代応援住宅マザーホーム)
奄美群島観光・エリア情報サイトしーまブログ
PROFILE 子育て世代応援住宅「マザーホーム」(深田建設株式会社)
屋号:子育て世代応援住宅「マザーホーム」
商号:深田建設株式会社
設立:2003(平成15)年4月1日
創業:1971(昭和46)年4月1日
資本金:1,000万円 
マザーホーム代表:深田 剛
法人代表者:深田 俊和
社員数:16名
所在地:〒894-0004 鹿児島県奄美市名瀬鳩浜町61−1−1F
TEL:0120-7755-89 FAX:0997-69-3179

 
INTERVIEW
筆本 真功
無料コンテンツ
筆本 真功
2010.10.20
サクセスサマリー
 
離島、奄美大島の工務店である同社は、地域の活性化を目的に奄美大島の地域ブログポータルサイト「しーまブログ」を立ち上げた。
 
最初にスポンサーありきの運営ではなく、公共性を重視した結果、「しーまブログ」は地域に根付き盛り上がりをみせている。

同社の社長も書き手の一人としてブログに投稿し続けることで、信用を深め、本業である工務店業でも御新規のお客様が週一のペースで訪れるなど業績につなげることに成功している。

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■ 船井総合研究所との関わり
 
【ビフォア】 
何かまちおこしができないか? と考える中、低コストで始められる「地域ブログ」に興味を持つ
 
【アクション】
離島の工務店経営者でありながら、「地域のポータルブログサイト」を立ち上げる。スポンサーを立てず、島中が全員参加できるブログサイトとして運営することに成功する
  
【アフター】
島民や、観光客などが知りたい情報を、商店や企業から発信するという情報のマッチングに成功。地域のメディアができたことにより、相乗効果で業績も好調に
「しーまブログ」を奄美大島にまつわる人にとってなくてはならない存在にしたいです 
子育て世代応援住宅「マザーホーム」 代表  深田剛 氏
子育て世代応援住宅「マザーホーム」
代表 深田 剛 氏
■ 地元密着の情報が集まる“地域ブログ”で地域貢献を 
離島、奄美大島で工務店業を営む中、奄美に住む地元の人やゆかりのある人たちは、意外にも奄美大島の情報を知りたがっていることが分かりました。

例えばロケーションのよいドライブコースにピッタリなビーチ、近くの理髪店の営業時間、島のお祭、奄美を出て活躍している人の現状など、生活や土地に密着した情報です。

反面、テレビや新聞などのメディアは衰退傾向にあると感じていました。地域情報の需要はあるのに、供給する手段がない状態だったのです。それぞれの持つ情報を発信する場があれば、と思いをめぐらせていました。

ですから地域ブログという存在を知ったときは、その魅力に非常に興奮しました。自らメディアを持てますし、知識がない素人でも少人数で、しかも低コストでできることも魅力でした。奄美大島に関わる個人や企業のブログをまとめた、ブログポータルサイトです。

地域ブログは、地方になればなるほど、ターゲットを限定できるため、地元の濃い情報が集まります。ターゲットは、奄美に住む人、奄美大島が好きな人、観光客、おじいちゃんおばあちゃんが奄美に住んでいるなど、土地にゆかりのある人です。

社会起業家的に、地域貢献をしたいという思いもあり、ブログを通じての収益は見込まず、スポンサーゼロではじめました。収益を先に考えると、どうしてもスポンサー企業の存在が大きくなってしまいます。まずは、地元のお祭のようにたくさんの人が集まるようにしたかったのです。

実際、人が集まればおのずと応援してくれる人がお金を出してくれるようになり、今ではスポンサーとして協力いただけるようになりました。
奄美大島 地域ブログ しーまブログ 編集長 深田小次郎様
奄美群島観光・エリア情報サイト 「しーまブログ」(http://amamin.jp/)(左)、「しーまブログ」編集長 深田 小次郎 氏(右)。
■ 変化しているところに人が集まり、熱が生じる 
当初NPO法人で始める予定でしたが、スピード感を重視し、企業内で運営することにしました。そのため当社が運営していることは特に明記しておりません。あくまで公共のメディアとして育てていきたいと思っています。

仕組みとしては、個人や事業者がそれぞれにブログを更新していくと、常に「しーまブログ」のトップページに掲載されていくものです。

1時間に15〜20ほどの更新があるため、サイトにはいつ見ても新しい情報が更新されていて、ワクワクします。

このブログを運営して分かったことは、変化しているところには人が集まり、動きがあるところには熱が生じるということでした。何か新しい情報を見たい人と情報を知ってほしい人が相互同一のため、どんどん活性化していきます。

「しーまブログ」には誰でも無料で参加できます。船井流で言う「一点突破、全面展開」です。

奄美大島中の情報、人をブログに集約し、例えば美容院のメニューや画像、旅行会社の旅行プラン、地元のカルチャースクールのプログラムなど、それぞれブログに書くことで無料の広告になります。

また、機能していないホームページを持つ事業者にもはたらきかけてブログにシフトさせ、再生させる試みもおこなっています。地元を離れて頑張るプロサーファーなど、人を応援する動きも出ています。

例えばこんなエピソードがありました。経営未経験の主婦の方が営んでいるお弁当屋さんがあります。広告費をかけられるほど潤沢な資金がないので奄美でも誰も知りませんでした。「しーまブログ講習会」に参加し数年ぶりにパソコンを開いたそうです。

毎日一生懸命ブログを書いたことで噂が広まり、地元はもちろん、全国からも観光客が来ました。なんでもないお弁当屋さんが、観光客から見ると「地のものが食べられる!」ということで一躍超有名店になったのです。
奄美大島 キッチンこぐま ブログページ 店舗
「キッチンこぐま」のブログページ(http://koguma.amamin.jp/)(左)、看板(中央)と店舗外観(右)。
地元はもちろん、全国からも観光客が訪れる
■ 公共性を高める 〜「しーまブログ」の広がりと効果 
また、島を離れて暮らしている人には、家族の住む地元の様子を知るツールになります。

例えば津波警報が発令された際には、海の様子を写真や動画で実況中継することで、島の様子を見て安心できたという話がありました。

テレビなどでは報じられないことも、リアルタイムに伝えることができるのです。ブログ以外にも、最近では写真の投稿やサークル活動など、活用範囲は広がってきました。

地域振興という理念、想いをもとにした大義名分を貫くことで一般の人たちが集まってきますし、公共性が高まることでテレビや新聞の一面で取り上げられ、ますます活性化しました。

サイトは2010年1月にオープンし、初月は22万ページビュー、2月で80万ページビュー、9月には400万ページビューに到達し、利用者は順調に増え続けています。もともと低コストではじめましたが、今ではスポンサーフィーなどの収入で運営できるようになってきています。

本業の住宅事業への影響といえば、私もブログを更新している結果、会社のイメージアップとなり、今では週1件ベースでの相談をいただくようになりました。

新築マーケット年間120棟の中でシェア30%は受注できる勢いです。新築マーケットの一般的な一番店シェアは5〜10%のようなので、これは驚異的な数字だそうです。

嬉しいエピソードがありました。埼玉県の方が奄美大島に別荘を建てたいと、WEBから受注があり、顔をあわせないうちに着工することになりました。

初顔合わせとなった引渡し時に、なぜうちで建てようと思われたのかを聞くと、私のブログを過去から全てご覧になっていて、ここなら大丈夫だと確信したということでした。

大変嬉しく、ブログの威力を確信しました。広告は発行すれば期間限定で消えてしまいますが、ブログは情報が残ります。コツコツと続けることが思わぬ営業ツールとなっていたことには驚きました。
子育て世代応援住宅 マザーホーム ホームページ 外観
子育て世代応援住宅 マザーホームのホームページ(http://www.mother-home.jp/)(左)と社屋外観(右)。
ブログの更新が、会社のイメージアップ・受注アップにもつながっている
■ 奄美大島を世界へ 
今後、「しーまブログ」を通じて、東京や大阪、海外に住む奄美二世・三世と奄美をつなげて行く活動を行っていきます。海外では、既にニュージーランドに嫁がれた方やカナダから奄美の御両親に近況を報告するためのブログが書かれています。

また、奄美の物産を全国、世界に発信していきたいです。ビジネスとしては、ポータルの収益化を目指します。単純なバナー広告といったものではなく、奄美のブロガーに協力いただく形の広告商品を考えています。

この「しーまブログ」という媒体を、奄美大島にまつわる人にとってなくてはならない存在にしたいです。
 
 
 
 
 
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