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コンサルティング成功事例

レジャー施設/店舗開発・売場づくり

昭和時代のボウリング場を船井流“圧縮付加法”でリニューアル(大和)
キャッスルボウル
PROFILE 株式会社 大和
パチンコホール、遊戯施設の経営。ボウリング場『名古屋キャッスルボウル』は同業界における成功施設として業界内外から注目を集めている。
 
本社 名古屋市中区錦3-17-26
 
名古屋市北区中丸町2-23
営業時間 平日 10:00~14:00      
          土日祝 09:00~24:00
TEL  052-914-1919
 
INTERVIEW
宇都宮 勉
無料コンテンツ
宇都宮 勉
2007.07.06
サクセスサマリー
 
1970年代のピーク時には全国に約5,000軒あったと言われるボウリング場も今や約900軒。近年、業界に新しいフォーマットを確立したラウンドワンの快進撃が続く一方、旧来のボウリング場は辞めるかリニューアルを迫られている。
 
“RE センター”を掲げた大和のリニューアルは、40あったレーンを32レーンへ縮小。代わりにゲーム機フロアを充実しデッドスペースはネットカフェに転換、複合型のレジャー施設に生まれ変わった。結果、以前は1,500円以下だった客単価も2,000円以上に上昇し、土日は「待ち時間が2時間から3時間」が続く施設として、車15分圏内の住民からの支持を獲得。客数146%、売上125%を記録し、年間を通じた集客イベントも計画され、経営的にも軌道に乗った。
■ 船井総合研究所との関わり
 
【ビフォア】
今から30年ほど前の古き良いボウリング場は、往年の活況は何処へやら。経営的には撤退かリニュアルかを迫られていた。
 
【アクション】
ボウリング場をコアとしながら、ゲームやインターネットカフェも有する複合型のレジャー施設に全面リニュアルを実施。「滞留2時間、客単価2千円」をキーワードに地元対象に新聞チラシも実施。
 
【アフター】
ボウリング場は、客数昨年比146%アップ、売上125%アップ。カップルやファミリー層から、お気軽レジャー施設として近隣地域から認知され、経営は順調である。
我々のサービス力向上というのは「いかにボウリングマニアを育て上げるか」でした。しかし……船井総研さんの見方は全く違いました。 
竹内事業部長
株式会社大和 
事業部長 竹内 孝吉 氏
■ ボウリング場のリニューアルとしては、業界最大級の英断をされたそうですね? 
当施設は昭和47年7月のオープン以来、18年前にコンピュータ式のレーン導入を最後に、日々老朽化が進んでおりました。会社の歴史とともに歩んできた施設ですが、現在の会社のメイン事業はパチンコホールであり、ボウリング場は「惰性で運営している」という状態でした。こうした事情は当社に限らず、全国どこのボウリング場も一緒です。

ちなみにボウリング場を専業としている会社は、全国に1社もありません(編注:上場も果たしたラウンドワンがあるが、同社が展開する施設をボウリング場と定義するかどうかは意見が割れる)。いずれのボウリング場も「リニューアル」か「撤退」を迫られているのです。

そうした中での1億5千万円を投じるリニューアル再生は、業界的にも注目を浴びる計画でした。私どもはこの計画に、船井総合研究所の宇都宮さんの経験とノウハウをお借りしました。私どもはボウリング場を経営しておりますが、投資の適正規模や売上シミュレーションを自社のノウハウだけでは量りかねていたのです。

宇都宮さんが算出する投資額、採算シミュレーションの計算方法は非常に斬新かつ新鮮に映りました。1億5千万円の投資に対する社内の反対意見は特にありませんでした。もちろん細かい予算配分、必要な物資、諦めるものの調整はありましたが、現場スタッフと社長の間で宇都宮さんには調整役になっていただきました。

実は当初は「ボウリングレーンのコンピュータシステムを最新のものに入れ替える」という程度の計画だったのです。この計画をボウリング場の設備業者の主催する研修会で講師を務めていらした宇都宮さんにお話ししたところ「それだけを行っても、おそらく投資分を回収できないでしょう。取り組む以上は利益が出るプランで臨むべきです」とご指摘くださったのです。この宇都宮さんのアドバイスからリニューアルの方向性は大きく転換し、今の成功があるのです。
リニューアル前/後
     リニューアル前(左)、リニューアル後(右)。ボウリングのレーンを減らしゲームコーナーを本格化。
■ ゲームコーナーを付加することが、絶対条件だったと聞きますが? 
実は、私ども業界内部の人間と宇都宮さんの見方は全く違いました。たとえば私どもは、レーンに対する採算性について、恥ずかしながら非常にドンブリ勘定でした。それまでの営業努力とは、あらゆる企業の総務部を訪問し、むやみやたらに招待券を置いてくることだったのです。そして、当時考えていた“サービス力向上”とは「いかにボウリングマニアを育て上げるか」だったのです。

これに対し宇都宮さんの視点は「いかにマニア以外の人にボウリングを楽しんでいただくか」だったのです。つまり、今いるお客様(ボウリングのマニア)ではなく、どうやったら新しいお客様(近隣住民のカップルやファミリー)に来ていただけるか、という視点を彼は持っていたのです。「40あるレーンは32レーンに縮小しましょう。縮小しても今以上の売上は見込めるはずです。撤去した8レーン分にゲーム機を充実させ、新たな売上部門を確立しましょう。投資する以上は、新たに収益を生むものを設置すべきです」。

宇都宮さんが示された通り、実際に32レーンに縮小してみても40レーンのときよりもかえって売上は伸びたのです。さらに新しく創出されたゲームコーナーには、ボウリングの待ち時間のお客様やプレイ後のお客様が流れることで、月商100万円にも満たなかったゲーム機の売上が、月商500万を越える立派な「収益部門」を確立したのです。

「ボウリング単体では経営的に成立しない。しかしボウリングというレジャーをコアとした複合型レジャー施設ならば、立派なビジネスとして成立する。そのためにはゲームコーナーを外すことは絶対にありえない」

この考えに社内外全員が一丸となりました。というのも、ゲームコーナーは風営法の対象となるため、法律的にはオープンの1ヶ月前までに許可を得なければなりません。オープン日は11月23日(祝日)と決めていましたから、逆算してスケジュール化すると常識では1ヶ月くらいかかる工事を実質2週間に詰めこむことになりました。私ども、宇都宮さん、建築デザイナーさん、施工会社さん、皆で夜遅くまで話を詰め合ったことは、今では良い思い出です。
ゲームコーナー
ボウリング場からレジャー施設へ業態転換。
そのためにゲームコーナーはマストであった。
■ リニューアルしたことで、予想外の副次効果もあったそうですね? 
ハード面のリニューアルと同時にソフト面、つまり人員面も刷新を図りました。以前はベテランの男性社員ばかりで接客にあたっていたのですが、若い女性のアルバイトさんを新規採用し、スタッフの若返りを図りました。これまでの男性社員はバックオフィスのマネジメント業務に就き、日々の行動と数字を結び付ける新しい仕事に取り組んでおります。このあたりは、引き続き宇都宮さんにご支援していただいているところです。

女性従業員が接客することで施設の雰囲気が明るくなったことはもちろんですが、社内の従業員同士の雰囲気も明るくなりました。リニューアル全体の責任者であった私は「新しい血を入れたい」と考えておりましたので、女性従業員の新規採用や船井総研の船井流の考え方も大いに受け入れるなど、とにかく「新しい風」を吹き込んだということです。

こうして宇都宮さんの狙い通り、近隣の若いカップルやご夫婦などこれまでお見えにならなかった一般のお客様がどっとご来場くださる複合型のレジャー施設へと生まれ変わることができました。お正月にはお正月の集客イベント、春休みには春休みの集客イベントを新聞チラシで訴求したのですが、こうした販促にかつて取り組んだことがありませんでしたから、その効果を改めて思い知りました。企業の総務部に招待券を配る販促活動とは雲泥の差です。集客イベントを計画しやすいのも、ボウリング単体の施設ではなくゲームコーナー、ネットカフェといった複合型レジャー施設ならではのメリットです。

こうして経営的にも生まれ変わった私たちの施設は業界内でも噂となり、ボウリング場を経営する他社の方々が頻繁に視察にいらっしゃるようになりました。業界のために私たちが貢献できればこんなに嬉しいことはありません。

これからの課題は従業員教育です。ボウリングは“斜陽”とも言われている業態ですが「いい人材がいる」と言われる会社になることを目指します。装置産業とは言っても、結局は「人」が主役なのですから。

取材:2007年3月
竹内事業部長
ボウリング場経営のモデル施設として生まれ変わった。
同業他社からの視察申し込みも多い。

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