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宇都宮勉のコラム/宇都宮 勉
「上場するメリット」
2018.06.26

著者(発行責任者):宇都宮 勉

2017年度の上場企業の傾向

以下のランキングは、2017年度に上場した約90社の業種・業界の傾向をキーワードでまとめ、多い順に並べたものです。

1位:WEB・EC:16社
2位:クラウド・AI・IoT:14社
3位:製造業:7社
4位:飲食:6社
5位:住宅・不動産:5社
5位:コンサル・リサーチ:5社
7位:医療・メディカル・介護:4社
7位:宿泊・トラベル:4社
9位:ファイナンス:3社
9位:環境:3社

1位のWEB・ECはここ数年、ずっと1位でしたが、2位のクラウド・AI・IoTはまさに時流の業種で、赤字であってもマザーズに上場している会社が多くあります。また、飲食が6社、ファイナンスが3社と想像以上に多く、新しい業態が誕生していることが伺えます。

上場を経験して変わった6つのこと

前述のようなWEB・ECやクラウド・AI・IoT等の「今風」のベンチャー企業は始めから上場を前提に起業する経営者が多いようです。

これまで数多くのIPO(新規公開株)をした社長にそのメリットをお聞きしたところ、総じて下記のようなことでした。

1.自らの個人保証が外れ、気が楽になった
2.資金調達の幅が広がった
3.社会的信用力が上がり、採用がしやすくなった
4.コンプライアンス順守が自動的にできるようになった
5.事業計画・資金計画を緻密に立てるようになった
6.次世代への経営の引き継がスムーズになった

上記は、上場したからできるようになることであり、上場するためにやらなければならないことですが、実は上場しなくても、やっておいてメリットのあることでもあります。

その理由は、当社がコンサルティングを行う上で、企業が目指すべき理想の姿として以下が挙げられるからです。

1.継続的な成長、2.高収益化、3.グレートカンパニー化 

これらは、上場に必要な基準とも合致する部分です。