コンサルタント&経営者コラム

プラス会員様限定

コラムニスト
田崎昌美のコラム/田崎 昌美
「日本が“きものテーマパーク”になる日」
2017.02.09

著者(発行責任者):田崎 昌美

私は、日本のカルチャーや伝統産業に関するビジネスのコンサルティングをしています。古い業界であり、イノベーションとは無縁の業界と思われがちですが、今、京都でとんでもない和装のイノベーションが起きています。

それは、外国人観光客を対象にした和装レンタルのビジネスの急成長です。なんと世界から京都へ、きものを着ることを第一の目的にした観光客が殺到しているのです。

着物に対する考え方の違い

外国人が、なぜ日本の民族衣装の「きもの」を着たいのか?その理由はとてもシンプルです。観光客にインタビューしてみると「ただカワイイから」そんなシンプルな答えが返ってきます。

日本人にとっては堅苦しいイメージしかない「きもの」ですが、外国人の目には世界的に群を抜いてポップで華やかでワクワクするファッションなのです。

私自身も外国生活が長かったので、日本のポップ感の外国人が受ける衝撃は何となくわかります。

「民族衣装だからでもなく決まりごとでもなく、ただポップでカワイイからきものを着たい」

何か日本人が忘れている和装の原点を、外国人から教わることになりそうです。

和の日常を堪能


日本への外国人観光客はまだまだ増え続けます。彼らの目的はさまざまかと思いますが、一番の目的は日本ならではの魅力である「和」を堪能することのようです。

和の住まいに滞在し、和の服装をして、和の食事を採ることが最大の喜びなのです。そしてこれを一番理解しているのが、京都です。観光客が泊まる場所は目新しいホテルではなく、わざわざ古い旅館や京町屋をゲストハウスにする開発が進んでいます。

また、和に浸るためのファッションであるきものレンタルショップは、とても数多くのお店ができています。和食のお店も外国語表記が進んでいますので、居酒屋や和食割烹では、きものを着た外国人が食事をしている姿をたくさん見かけます。

京都は着々と、外国人にとっての「きものテーマパーク」に変化しているのです。




メルマガタイトル
全てのメルマガを見る>>