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真貝大介のコラム/真貝 大介
「ピア型月間MVPのススメ」 
2017.06.13

著者(発行責任者):真貝 大介

昨年、シリコンバレーのグーグル本社に訪問した際に「ピアボーナス」というユニークな表彰制度を紹介してもらいました。これは社員が同僚に対してミニボーナスを贈呈できるというものです。

1年間で社員1名が4名に対し賞与を出すことができるのですが、グーグルですので、そこはもちろんウェブ上で完結できるようになっており、「ダイレクト」で「取り組みやすい」360度評価という印象でした。
                     

「褒める」「褒められる」文化

船井総研でも表彰制度があるのですが、私はこの事例に刺激を受け、自分の部署で独自に月間MVPをリニューアルしました。これまでリーダーで協議して、1ヶ月単位で活躍したメンバーを1~2名表彰していました。

選ばれる人は大いにモチベーションが上がるのですが、どうしても管理職目線の評価が中心となり、数字面や業績面で活躍したメンバーに集中する傾向がありました。これは会社の評価制度と重複するところも多く、モチベーションが上がる人数も限定的になるものです。

リニューアルした月間MVPでは、以下のようにしました。
・リーダーに限定せず活躍した人に投票できる
・その内容を公開する

最初はスプレッドシートでの共有から始め、最近はウェブ上で寄せ書きのようにして公開しています。

会社の評価制度はしっかり設計されているため、部署独自に「褒め」「褒められ」という文化を育みたいがために導入したのですが、意外な効果としては、リーダーですら知らないような水面下の取り組みが脚光を浴びるようになったことが挙げられます。

つまり、管理職から下に向けられた視点ではなく、下から上、あるいは水平になったことで、多くの隠れていた貢献に気づけるようになりました。

360度評価の導入は有効

制度を360度評価に切り替えるには労力が必要であり、そもそもの是非も問われていますが、表彰制度にそのエッセンスを入れることはそれほど多くの副作用はありませんでした。

30名くらいの組織であれば月間MVPはかなり有効です。もしもこれから始められるのであれば、(1)グーグルフォームで公募型で、(2)投票した内容を公開型で、運営されることをお勧めします。


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