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「高収益企業が実践していること」  ITソリューション事業推進室 部長 下田 寛之
2018.10.03

著者(発行責任者):

 執筆者:下田 寛之


「高収益経営研究会」を通じてさまざまな高収益企業の分析を行っていると、いくつかの共通点に気づかされます。本日は共通点の一つである「一番化のメリット」について紹介します。

「一番」であることの本当の意味

皆様の中でも、自信を持って「うちが一番だ!」という商品やサービスをお持ちの会社も多いのではないでしょうか。

私がお会いする中でも、一番商品やサービスがある会社は多いのですが、名実ともに一番であり、一番だからこそ得られるメリットを、本当の意味で享受できている企業は少ないように思います。

名実ともに一番となるためには、自社内で感覚的に「うちが一番」と思っているだけでは、また声に出しているだけでは意味がありません。自社の顧客に一番であるということが伝わる工夫が必要です。

そのためにはまず、自社が展開する商品・サービスの商圏内市場規模や競合の状況を把握しつつ、本当にシェアが一番獲得できているのかを検証してみてください。実際にシェアを確認してみたら一番ではなかった、顧客ニーズを細分化すると、ニーズによっては他社が一番だった、というようなことが意外とあります。

もし、一番であることが確認できたら、次は一番を客観的に証明している外部機関を探してみてください。業界団体や民間調査会社など、客観性を担保しながら証明する機関がいくつかあります。最近では「No.1調査」という名称の調査もあります。

大事なことは、一番という称号を得ることではなく、一番だからこそ得られるメリットを享受することです。

名実ともに「一番」になるために

一番化を実現すると、概ね次のようなメリットを享受できます。

競合と比較して(1)一番高単価である(2)リピート率が一番高い(3)紹介が一番多い(4)人材を一番多く獲得できている(5)一番優秀な人材が獲得できている。

高収益企業は、これらのメリットを戦略的に得ているため高い営業利益率を実現できているのです。

皆様の商品・サービスは名実ともに一番でかつ一番の利益を享受できていますでしょうか?ぜひ一度、検証してみてください。高収益化に向け一歩進むことができるでしょう。