コンサルタント&経営者コラム

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コラムニスト
岡聡のコラム/岡 聡
「破壊的イノベーションと急成長は若者の自由な発想からもたらされる」
2018.07.17

著者(発行責任者):岡 聡

2018年3月に船井総合研究所の執行役員に加え、船井総研グループ唯一の海外事業会社である船井上海の董事長に就任しました。世界に正しい船井流を広めるために、日本語が堪能な新卒中国人社員の人員増強を図っています。

中国のハイエンド人材である彼ら彼女らはとても優秀で、日本語だけでなく英語までをも使い分け、船井流コンサルティングを実践してくれています。

中国は13億人の人口を抱える超競争社会であり、学校での成績が優秀なだけでは勝ち残れません。そのためビジネスチャンスがあれば未知の領域であっても果敢に飛び込む感覚を普通に持っており、とてもポジティブな生き方をしています。

また、現在の中国は第四次産業革命ど真ん中ですから、文系の人であってもITリテラシーがとても高いです。このような人材は、まさに船井総研グループの次代を担う金の卵であり、大切に育みたいと思っています。

日本人よりも日本のリアルを知る中国人

彼ら彼女らとの仕事をする中で痛感するのが、中国人は日本のことをとても良く知っているという“事実”です。多くの日本人が持つ貧しく遅れた中国のイメージは、中国一級都市ではすでに見当たらなくなっています。

リアルに日本の雑誌やテレビを見て、ブランド物の洋服や化粧品を好み、石原さとみが旬だとか池上彰氏の解説がわかりやすいという彼らは、面白いアイデアをドンドン出し始めています。若い経営者もそうなのですが、中国のハイスペック人材は欧米の若者の感覚に近いモノの見方や考え方をし、合理的行動をするスマートさを有しています。

日本人や日本企業も負けずに、世界規模でのビジネスの疾走感を持って臨む必要があると感じます。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という中国の故事に照らし合わせば、多くの日本人も日本企業もあまり中国のリアルを知らないという課題に気づきます。

中国のユニコーン企業は、若者の柔軟なアイデアから破壊的なイノベーションを誕生させています。こだわりを捨て、視野を広げ、まず一人ひとりの人間こそがユニコーンたらんとする意識を持つことが社会貢献の根幹であり、今の時代において本当に必要なことだと中国に行くたびに意識する毎日なのです。