コンサルタント&経営者コラム

プラス会員様限定

コラムニスト
三浦康志のコラム/三浦 康志
「シェアオフィスの多業態化」
2018.05.11

著者(発行責任者):三浦 康志

東京多摩地区の中核都市である立川市に、「まちづくり立川」というタウンマネジメント会社があります。同社は主力事業として「シェアオフィス」を運営しています。シェアオフィスは地元での起業や小規模事業所の活躍をサポートする大きな役割を担います。地域の創業を促し、地域が元気になるのです。

まちづくり立川が運営するシェアオフィスは、さまざまなタイプのものが開発されている点がとてもユニークで、他に類を見ないものです。設立順にみると以下のようになります。

タイプの異なる4つのシェアオフィス

1.一般的なシェアオフィス『テクスト』
共有の大机と固定席があります。固定席も間仕切りがなく空間は共有されています。

2.間仕切りで区画されたシェアオフィス『コダチ』
多摩産のヒノキで間仕切りされており、ヒノキの香りが素晴らしい空間を創造しています。テクストとは同じ建物内にあり、使い分けができます。

3.保育園が併設された女性特化型シェアオフィス『シーズ・プレイス』
これだけはまちづくり立川の事業ではありませんが、同社の岩下社長が深く関わっています。1、2の経験があったからこそできた施設だといえます。

4.モノづくりスペースが併設されたシェアオフィス『ツクール』
金属加工以外のさまざまなモノづくりができます。3Dプリンター、プロ用大型プリンター、塗装設備など小ロットでも生産性を高められる機器が揃っています。

いきなり4の業態をはじめるのは難しいと思いますが、1~3の経験があったからこそ実現できることだと思います。

このようにタイプの違うシェアオフィスが揃ってくると、各々のシェアオフィス同士の交流を促すことが付加価値になります。違うタイプの人が交流すればするほど新しい発見やコラボレーションが生まれやすくなるからです。それは街の活性化にも大きく役立ちます。