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コラムニスト
犬塚義人のコラム/犬塚 義人
「プログラミング教育が必修化~教育分野から世の中の変化を読み解く~」
2018.09.04

著者(発行責任者):犬塚 義人

近年、「プログラミング教育」という言葉がマスコミで取り上げられる機会が増えてきました。今回は、このプログラミング教育の普及から、世の中の変化を読み解いていきたいと思います。

2020年の大学入試改革など、現在、戦後最大の教育改革が行われています。その目玉のひとつが「プログラミング教育」の導入・促進です。

代表的な動きとしては以下が挙げられます。
●新学習指導要領で「プログラミング教育」が必修化
●未来投資会議において、新たな大学入試である「大学入学共通テスト」にプログラミングなどの「情報」科目を導入する方針が発表

つまり、学校教育の中にプログラミングが導入され、将来的には大学入試にも「情報」という科目が追加される見込みだということです。

こうした公教育分野におけるプログラミング教育の普及に影響を受けて、民間の習い事教室、こども向けのプログラミング教室も活況です。

船井総研とGMOメディアが共同で行った市場調査においては、こども向けのプログラミング教室の市場は、2018年には約90億円、2023年には約230億円と急成長しています。(幼児や小学生は高度なシステムやプログラミング言語を使いこなすことはできませんから、こども向けのプログラミング教室は「ロボットを作って、プログラムで動かす」というロボット・プログラミング教室が主流です)

学校の教育現場においてもITやプログラミングの普及が進み、習い事市場においても、そのシェアが徐々に増えてきています。

教育現場は「21世紀に社会で活躍する子供たちを育てる」ことを目的として、大きな変化が起こっており、当然、その環境で育った子供たちのスキルや価値観にも変化が生まれていくでしょう。

5年後、10年後に新卒入社する世代は、日常生活だけではなく、学校教育でも習い事でも、タブレットやクラウドシステムを使いこなす、新たな「デジタルネイティブ世代」です。

消費者として、採用見込みの学生として、いずれの視点においても、この世の中の変化に対応していくことが企業には求められます。