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井手聡のコラム/井手 聡
「我流の限界と“些事徹底”」 
2017.05.29

著者(発行責任者):井手 聡

10年以上のお付き合いになるリフォーム会社があります。当時は1店舗で年商3億だったのが、今は7店舗で年商30億です。「当社は『人』で勝負する」と、人材教育に力を入れて、堅実に業績を伸ばされてきました。
  
毎朝の○○を見ていると…
その社長が、こんなことをおっしゃっていました。

「一定以上に伸びない営業マンは、見ていると、すぐわかります」

それは、同社で毎朝行うラジオ体操の風景での一コマです。伸び悩む営業マンは、なんと体操が「我流」なのだそうです。

「ラジオ体操を知らないのか?と思うほど、体の動きがめちゃくちゃ。これは、決められたとおりにしない、つまり、基本をおろそかにしているということです」
                    
リフォームは、小規模案件であれば、接客対応の良さだけでも、なんとか受注することができます。しかし、数十万円、数百万円といった本格的なリフォームとなると、ごく一部の「天才」を除き、我流ではまったく通用しません。

決められたオペレーションどおりに、決められたツール・帳票をきちんと使って仕事を遂行する。このような基本の徹底力がないと、お客様の信用が得られなかったり、受注できても後で抜け・漏れが露呈して、トラブルになったりします。だから、「一定以上に伸びない」のです。

基本を大事にしているか、それともおろそかにしているのか。そのスタンスが、ラジオ体操に表れるということに驚き、興味深いなと思いました。

些事徹底を合言葉に

私が所属するリフォーム支援部では、昨年から、「些事(さじ)徹底」を合言葉のように繰り返し唱えているのですが、実はこれは同社の社員行動指針から拝借したものです。

礼儀・マナーを大事にする、約束や時間・期限を守るなどといった、小さなことこそ徹底しよう、という意味です。これができなければ、結果なんて出せない。同社とのお付き合いを通じて、そう学ばせてもらいました。

私たちもそれを見習って、些事徹底していきたい。そして、その大事さを、会員・支援先の皆様にもお伝えしていけたらと思っています。



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