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「主婦パートを活用した受注モデル」 塗装ビジネス研究会主宰 久山 勇人
2018.07.20

著者(発行責任者):

執筆者:久山 勇人

昨今の人材不足により、プロ人材や求める人材の採用が難しくなっています。特に中小企業はそれが顕著で、私が担当する塗装業界も採用が難しい状況です。

しかし、正社員採用は難しくても、パートなら採用できます。ある塗装会社では、主婦パートを営業として雇い、戦力化しています。

主婦パートが戦力になる仕組みづくり

主婦パートなおかつ素人であるのに、なぜ営業ができるのでしょうか。営業として戦力化するポイントは5つあります。

(1)全て来店対応
パートは来店の対応に徹します。そのため店舗には、専門知識がなくても塗装の説明ができる資料をたくさん用意しています。専門的なことを聞かれても、資料や動画を見せて説明すれば大丈夫です。

(2)チーム営業
塗装は、お客様の家を見なければ劣化状態や処置方法がわかりません。現場には施工管理・外注の職人に訪問してもらいます。彼らには、主婦パートが店舗でお客様から聞いたニーズを共有します。

(3)シフト調整
主婦パートには、働きすぎると扶養から外れるという時間的な問題があり、時間調整が必要です。ある会社では3人を雇用してシフトを組んでいます。それでも正社員の営業マン1名~1.5名分くらいの給与なので、生産性は高いといえます。

(4)窓口機能を持たせる
パートには個人業務というよりも営業窓口という機能を持たせます。お客様からの電話など、問い合わせに随時対応してもらいます。

(5)空いている時間の受注活動
店舗でお客様対応をしない時間は、現場の近隣に対して挨拶回りを行います。3回の挨拶回り(着工前、着工中、着工後)の際、1現場で必ず1見積りを取るようにします。パートは営業力や知識がなくても、人間関係をつくることに長けています。特に主婦のパートは雑談が得意なので、挨拶回りで近隣の方と仲良くなり、塗装中の現場を見てもらって、見積り取得までしています。

人の採用ができない、求める人材が来ないと悩んでいる経営者の方は、業績が上がる仕組みをつくるためにも、すぐに採用できる主婦パートの活用法を考えてみてはいかがでしょうか。