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「ドローンを活用した現場調査・点検サービス」塗装ビジネス研究会主宰 久山 勇人
2018.01.18

著者(発行責任者):

執筆者:久山 勇人

昨今、ドローンを活用したさまざまなサービスが始まっています。

例えば、楽天では「そら楽」というドローンを活用した配送サービスを地域・期間限定ながら展開しています。ドローンは楽天が開発しましたが、驚くべきことに完全自律飛行による配達サービスを行います。注文を受け、荷物を載せて、目的地まで飛行し、荷物を下ろし、帰還するまで全て自動です。

ドローンは今、趣味で飛行を楽しんでいた時代から、業務活用にシフトしているのです。

ドローンで低コスト短期化

ドローンを活用したビジネス市場規模は、2016年の353億円に対して、2022年には約6倍の2,116億円の市場規模になるといわれています。業種ではサービス業での活用が最も多く、2022年にはドローン活用の約70%を占めると予測されています。(出典:インプレス総合研究所「ドローンビジネス調査報告書2017」)
このようにドローンを使って物を運ぶサービスが注目を集める中で、建設業界では点検サービスにドローンを活用する試みが増えています。

ある電気工事会社では、ドローンを活用した太陽光パネルの点検作業を実施しています。

ドローンを活用することのメリットは、点検時間の短縮です。光を感知するカメラを搭載すれば、太陽光パネルが発光するかどうかで異常を見分けられるようになるので、最大で1時間の点検作業を圧縮できます。

また、建設建現場では、ダムや橋梁、高層ビルなどの大きな建造物の点検には、足場やクレーンなどを使用した高コストの長期点検をしていましたが、ドローンを活用することで低コスト・スピード点検が可能になっています。

ドローンの活用は、大手だけでなく中小企業でも多く活用されています。先日お伺いした塗装会社でも、屋根の現場調査はドローンを活用していました。驚いたのは、搭載している赤外線機能により屋根温度の高い低いがはっきりわかるため、遮熱・断熱塗装の提案までできていたことです。

今後は建設現場においても、調査・点検時間の圧縮、安全性、コストダウンという観点でもドローン活用がさらに進んでいくと思います。